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サケサカマスター
50s.YOKOHAMA代表
ミュージシャンをめざしてフラフラした20代。
飲食業にすべてを捧げた30,40代。
そして50代でライターデビュー。今も現役ライターとして活動するかたわら、後進育成のためにYouTube、コミュニティ、ライディングスクールなどを運営中。
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【完全ガイド】未経験からWebライターになるには?始め方5ステップと成功のコツ

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【完全ガイド】未経験からWebライターになるには?始め方5ステップと成功のコツ

「Webライターってどうやってなるの?」

「文章を書くのは好きだけど、仕事にできるか不安……」

「未経験からWebライターを始めるための具体的な手順を知りたい!」

時間や場所に縛られず、自分のスキルで収入を得られる可能性があるWebライター。副業や新しいキャリアとして注目されていますが、いざ始めようと思うと、何から手をつければ良いか迷ってしまいますよね。

ご安心ください! Webライターは特別な資格や才能がなくても、正しい手順で準備と実践を重ねれば、未経験からでも十分に始められる仕事です。実際に、この記事の執筆者、ぼくサケサカマスターも、53歳で全くの未経験からWebライターになり、生計を立てられるようになりました。  

この記事では、Webライターを目指すあなたが迷わず第一歩を踏み出せるよう、具体的な始め方を5つのステップに分け、必要な準備から仕事の獲得、収入を得る方法、そして成長していくためのヒントまで、初心者向けに徹底解説します。

【ご注意】

この記事は、かなり長い記事になります。そのため、ご自身の進行具合に合わせて、下の目次を参考に必要なところにジャンプしてお読みください。

サケサカマスターの著書
50代Webライターの教科書~月5万円までの完全ガイド~
著者ページ(Amazon Kindle)

目次

Step 0:Webライターってどんな仕事?始める前の心構え

Webライターってどんな仕事?始める前の心構え

Webライターへの第一歩を踏み出す前に、いくつか確認しておきたいことがあります。

  • どんな仕事をするのか?
  • 自分に向いているのか?
  • どんな心構えが必要なのか?

ここをしっかり押さえることが、あなたのスムーズなスタートラインになります。

Webライターの仕事内容とは?

まず、Webライターがどんな仕事をするのか、基本的な部分だけ確認しましょう。

Webライターは、一言でいえばインターネット(Web)上に掲載される様々な文章を作成する専門家です。

ブログ記事や企業のWebサイト、ネットショップの商品紹介など、その活躍の場は多岐にわたります。

「具体的にどんな種類の文章を書くの?」「もっと詳しく仕事内容を知りたい!」という方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

Webライターの仕事内容について、ぼく自身の経験も交えながら詳しく解説しています。

この記事では、「Webライターとは何か」を既にご理解いただいている前提で、「どうやってWebライターになるか」という具体的な手順を進めていきますね。

Webライターに向いている人って?

Webライターになるために必須の資格はありません。

しかし、「文章を書くのが好き」という気持ちに加えて、以下のような素質があると、よりスムーズに、そして楽しく仕事を進められるでしょう。

もちろん、最初から全て完璧である必要はありませんよ。

  • 適切な日本語力: 読みやすく、誤解のない、正しい日本語を使えること
  • 基本的なPC・ネットスキル: タイピング、Wordなどの基本的なソフト操作、インターネットでの情報検索が苦にならないこと
  • クライアントワーク意識: 自分の書きたいことだけを書くのではなく、依頼主(クライアント)の目的や要望を理解し、それに応えようとする姿勢。丁寧なコミュニケーションも大切
  • 地道な努力を継続できる力: 情報を調べたり、文章を何度も推敲したりといった、地味でコツコツとした作業を厭わないこと
  • 知的好奇心と行動力: 「これってどういうことだろう?」と疑問を持ち、自ら調べたり学んだりする好奇心と、「まずはやってみよう!」と一歩踏み出せる行動力。この2つは特に重要だとぼくは考えています

成功のためのマインドセット

Webライターとして、特に副業であっても継続的に収入を得たい(例えば月3万円や5万円)と考えるなら、「楽して簡単に稼げる」という甘い考えは捨て、プロ意識を持つことが大切です。

以下の4つの心構え(マインドセット)を意識しましょう。

言い訳しない覚悟を持つ

「もう50代だから……」

「パソコンが苦手だから……」

「時間がないから……」

「でも、だって……」

こうした言い訳をせず、「やる!」と決める覚悟が、成功への第一歩です。

特に年齢を理由にするのはやめましょう。新しいことを始めるのに、年齢は関係ありません。

何かを得るためには、時には言い訳や、だらだら過ごす時間などを「捨てる」決意も必要になります。

学び続ける姿勢(一生勉強)を持つ

Webライティングの技術、SEO(検索エンジン対策)、担当するジャンルの専門知識、著作権などの法律、クライアントとの連絡ツールの使い方など、Webライターが学ぶべきことは尽きません。

常に新しい情報を取り入れ、スキルをアップデートし続ける「一生勉強」の姿勢が不可欠です。

プロとして報酬を得るのですから、学び続けるのは当然、と考えましょう。

明確な目標を設定する

「なぜWebライターになりたいのか?」

「副業でいくら稼ぎたいのか?」

「いつまでに達成したいのか?」

こうした目的や目標を具体的に設定しましょう。

目標を紙に書き出して目に見える場所に貼るなど、常に意識することで、モチベーションを維持しやすくなります。

時間管理と捻出を意識する

特に副業として始める場合、作業時間の確保は大きな課題となります。

「忙しくて時間がない」のは多くの人に共通しますが、時間は作り出すものです。

1日の行動を見直したり、スキマ時間を活用したりするなど、意識的な努力と工夫が求められます。

これらの心構えを持って、いよいよ具体的なWebライターへのステップに進んでいきましょう。

Step 1:準備編 〜 Webライターを始めるのに必要なもの 〜

Step 1:準備編 〜 Webライターを始めるのに必要なもの 〜

「Webライターになるぞ!」と決意を固めたら、次は具体的な準備に取り掛かりましょう。スムーズなスタートを切るために、必要な環境を整え、いくつか事前に考えておくべきことがあります。

これだけは必須!Webライターの基本装備5点セット

Webライターとして活動を始めるために、最低限これだけは揃えておきたい、という基本的な道具が5つあります。

高価なものである必要はありませんが、これらがないと仕事を進めるのが難しくなりますので、確認しておきましょう。

1.パソコン

記事を書いたり、情報を調べたり、クライアントと連絡を取ったり、Webライターの仕事の中心となる最も重要な道具です。スマホだけでは作業効率が大きく落ちるため、必須と考えましょう。

ただし、最新の高価なものである必要はありません。基本的な文章作成ソフト(後述)が動き、インターネット検索がスムーズにできれば十分です。中古や安価なモデルでも問題なく始められます。WindowsでもMacでも大丈夫です。

2.インターネット環境

記事の情報を調べる(リサーチ)、クライアントとの連絡、仕事を探す、記事を納品するなど、インターネット接続なしでは仕事になりません。

安定した通信ができる環境が理想です。自宅の光回線などが最も安心ですが、ポケットWi-Fiなどでも構いません。

3.ワープロソフト(文書作成ソフト)

記事を書いて保存し、クライアントに提出するために使います。

まずは無料で使える「Googleドキュメント」から始めるのがおすすめです。インターネットがあればどこでも使え、自動保存機能も便利です。

クライアントから指定されることもある「Microsoft Word」も、必要に応じて使えるようにしておくと、さらに良いでしょう。

4.専用メールアドレス

クライアントとの連絡や、仕事探しに使うサービスへの登録に必ず必要になります。

プライベート用とは別に、仕事専用のメールアドレスを作りましょう。無料で取得できるGmailなどが、Googleドキュメントとの連携もできて便利です。

5.銀行口座

執筆した記事の報酬を受け取るために必要です。

普段使っている口座でも大丈夫ですが、仕事用に専用の口座を作っておくと、収入の管理がしやすくなります。ネット銀行(楽天銀行、PayPay銀行など)は、振込手数料が安くなる場合があるので確認してみると良いでしょう。


これらの基本装備5点を揃えれば、Webライターとしての活動をスタートする準備はOKです!

次は、さらに作業効率を高めるための便利なアイテムについて見ていきましょう。

あると断然はかどる!便利な仕事効率化アイテム

必須ではありませんが、揃えておくと仕事の効率が格段に上がり、より快適に作業を進められるアイテムをご紹介します。

無理のない範囲で、少しずつ導入を検討してみるのも良いでしょう。

快適な作業環境を作るアイテム

専用デスクと快適な椅子

長時間パソコンに向かう作業になるため、集中できる専用の作業スペースと、身体に負担の少ない、座り心地の良い椅子は非常に重要です。

ダイニングテーブルなどでも始められますが、可能であれば専用のものを準備すると、腰痛などを防ぎ、集中力も維持しやすくなります。

大きなモニター(マルチディスプレイなど)

パソコンのモニターを2台使う(マルチディスプレイ)か、横長の大きなモニター(ウルトラワイドモニター)を使うと、作業画面が広がり効率が大幅にアップします。

片方で資料を見ながらもう片方で執筆、といった使い方ができ、作業がとてもスムーズになります。

作業を助けるツール

タスク管理ツール

複数の仕事を同時に進めるようになると、納期や進捗の管理が大変になります。「Trello(トレロ)」のようなツールを使えば、やるべきことを整理し、抜け漏れを防ぐのに役立ちます。

無料で使えるものも多いので、試してみてはいかがでしょうか。

各種ライティング支援ツール

Webライターの作業を助ける便利なツールはたくさんあります。キーワード調査、類語辞典、文字数カウント、コピペチェック、構成作成支援など、様々なものがあります。

最初から全て揃える必要はありませんが、仕事に慣れてきたら、必要に応じて便利なツールを探してみると良いでしょう。

外出先での作業にあると便利なもの

ポケットWi-Fi/スマホのテザリング機能

カフェなど自宅以外で作業したい場合に、インターネット接続を確保するために便利です。公共のフリーWi-Fiはセキュリティ面に不安がある場合もあるため、自分で接続手段を持っておくと安心です。

タブレット端末

外出先で簡単な記事修正を行ったり、パソコンのサブモニターとして使ったりするのに便利です。

これらのアイテムは、あくまで「あると便利」なものです。

まずは必須の基本装備を揃え、仕事を進めながら、必要に応じて少しずつ作業環境を整えていくのが良いでしょう。

未経験者の最重要課題!ポートフォリオ(実績)の準備

未経験からWebライターとして仕事を獲得する上で、避けては通れない、そして最も重要と言えるのが「ポートフォリオ」の準備です。

ポートフォリオとは、あなたのライティングスキルや実績をクライアントに示すための「作品集」「実績集」であり、いわば「あなたというライターを紹介するパンフレット」のようなものです。  

クライアントは、仕事を依頼する前に必ず「この人はどんな文章が書けるんだろう?」「信頼できるライターだろうか?」と考えます。質の高いポートフォリオを用意しておくことで、あなたのスキルレベルを具体的に証明し、クライアントに安心感と信頼感を与え、受注確率を大幅にアップさせることができるのです。

実際に、ぼくもデビュー当時に作りたての拙(つたな)いブログをポートフォリオとして提示したところ、テストライティングなしで案件を獲得できた経験がありました。  

では、効果的なポートフォリオはどのように作れば良いのでしょうか?作成方法と盛り込むべき内容を詳しく見ていきましょう。

ポートフォリオの主な作成方法4選

ポートフォリオを公開する方法はいくつかあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の状況やスキルに合わせて選びましょう。

作成方法1:ブログを開設する(イチオシ!)

長期的な視点でWebライターを目指すなら、WordPress(ワードプレス)を使って自分自身のブログ(Webサイト)を構築するのが最もおすすめです。デザインの自由度が高く、SEO(検索エンジン最適化)などを実践的に学びながら、質の高いポートフォリオサイトを作成できます。

独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを契約する(今はなんのこっちゃわからないかもしれませんが)必要がありますが、それ自体があなたのITスキルや本気度のアピールにも繋がります。  

ただし、WordPressの立ち上げが難しく感じる場合は、まずはnoteアメブロといった無料のブログサービスから始めても構いません。手軽に記事を公開できます。  

作成方法2:サンプル記事を作成・提示する

ブログ開設が難しい、あるいはすぐに見せられるものがない場合、WordGoogleドキュメントでサンプル記事を作成し、それを提示する方法もあります。Googleドキュメントなら、共有リンクを発行してURLを伝えるだけで見てもらえます。  

この場合、応募したい案件のジャンルに合わせて複数パターン用意しておくと良いでしょう。

ただし、ブログ形式に比べて体裁が整えにくく、やや「やっつけ感」が出てしまう可能性は否めません。初心者のうちは有効ですが、いずれはブログなど、より見栄えの良い形式へ移行するのがおすすめです。  

作成方法3:クラウドソーシング内の機能を活用する

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトには、プロフィールページ内にポートフォリオを登録する機能が用意されています。サイト内で活動する上では、クライアントに見てもらいやすく便利です。  

ただし、各プラットフォームごとに作成する必要があり、サイト外のクライアントには見せにくいという制限があります。  

作成方法4:ポートフォリオ作成サービスを利用する

Webライター向けのポートフォリオ作成に特化したサービスも存在します。

例えば「edireco(エディレコ)」は、ライター専用に用意されたポートフォリオサービスです。無料で利用でき、ライターの実績やスキルを効果的にPRするための機能が充実しています。複数のポートフォリオを作成し、案件ごとに使い分けることができるのもポイントです。

ただし、ブログのように自分の資産にはならない点は注意が必要でしょう。

ポートフォリオに盛り込むべき内容

どのような形式で作成するにしても、以下の情報を分かりやすく整理して記載することが重要です。  

自己紹介・略歴
  • 名前(ライター名)
  • 年齢(任意)
  • 性別
  • 簡単な経歴(特にライティングに関連しそうな経験)
  • Webライターになった経緯や想いなど

これらを簡潔に記載します。誠実さが伝わるように、ある程度の情報は公開した方が信頼度は上がりますが、過度な自分語りは避けましょう。

保有資格

Webライターの仕事に直接活かせる資格(例:ファイナンシャルプランナー、宅建士、専門分野の資格など)があれば記載します。

得意分野

執筆が得意な、あるいはこれから注力したいジャンルがあれば明記し、なぜ得意なのか(職務経験、趣味、学習経験など)の根拠も簡潔に添えます。

業務範囲

記事執筆(本文作成)以外に、どこまで対応可能かを記載します。

【業務範囲の記載例】

  • 構成案作成
  • キーワード選定
  • WordPress入稿
  • 画像選定・挿入
  • 簡単な画像作成
  • 企画提案など

対応範囲が広いほど、クライアントにとっては発注しやすくなります。

稼働時間

週にどのくらいの時間、どの曜日・時間帯に作業できるかの目安を記載します。「平日〇時間程度」「週に〇時間程度」などでOKです。

なお、副業の場合、「副業のため時間が限られる」などと書く必要はありません。クライアントにとって、そんな事情は関係ないですからね。

希望報酬単価(目安)

仕事を受ける際の報酬の目安を記載しておくと、クライアントが依頼しやすくなります。「文字単価:〇円~」「記事単価:〇円~(〇文字想定)」のように、最低ラインを示す程度で良いでしょう。

細かすぎる条件は、かえって依頼の機会を狭める可能性があるので、詳細は個別相談とするのがおすすめです。

連絡先・SNS

クライアントがスムーズに連絡を取れるように、メールアドレスや、WordPressサイトならお問い合わせフォームへのリンクを明記します。必要であれば、ZoomやChatworkなどの連絡ツールが使用可能であることも記載しましょう。

仕事用に運用しているSNSアカウントがあれば、人となりを知ってもらうために記載するのも有効です(プライベートアカウントは避けた方が無難)。

クライアントへのメッセージ

ポートフォリオの最後に、仕事に対する姿勢や心がけを伝えるメッセージを添えましょう。「読者ファーストで分かりやすい記事を」「クライアント様の要望を最優先に」といった、相手のメリットをアピールする内容がおすすめです。

反対に、「一生懸命頑張ります」のような抽象的な言葉や、「初心者ですが」「副業なので」といったネガティブに受け取られかねない言葉は避けましょう。  

「実績」の見せ方

ポートフォリオの核となるのが、あなたのライティングスキルを示す「実績」です。

自分で作成した記事(ブログ・サンプル記事)

ポートフォリオ用に自分で執筆した記事を掲載します。最低でも3〜5本程度、質の高い記事を用意しましょう。

記事のURL(ブログの場合)やファイル(サンプル記事の場合)を提示し、可能であれば「この記事では〇〇(ターゲット読者)に向けて、△△(目的)を達成するために、□□(SEOキーワード)を意識し、PREP法を用いて執筆しました」のように、執筆時に工夫した点や意識したことを簡単に補足すると、よりスキルをアピールできます。  

過去に納品した記事(クライアントの許可必須!)

もし過去にWebライターとして仕事をした経験があれば、その記事を実績として掲載するのが最も効果的です。

ただし、過去に書いた記事を掲載する際は、必ず事前にその記事を発注したクライアントの許可を得てください。無記名で書いた記事を勝手に「私が書きました」と公開すると、クライアントとの契約違反や信頼関係の破綻に繋がる重大な問題となりかねません。

ポートフォリオに記事を記載する許可を得る際には、「どの範囲まで公開して良いか」(URL公開OKか、ポートフォリオ限定ならOKか、メディア名のみOKか、一切NGかなど)を明確に確認しましょう。  

許可が得られた場合は、記事URLと共に、担当した業務範囲(執筆のみか、構成からか等)や執筆時に工夫した点などを添えると良いでしょう。  

【サケサカマスターからの切実なる忠告】

サケサカアイコン/困り左

お恥ずかしい話ですが、実はぼくも以前、とあるメディアに書いた無記名の記事をポートフォリオに載せていたことがありました。

ところが、しばらく経ってからクライアントから連絡があり「削除してください」と言われちゃたんです。ぼくは謝罪をして、すぐにポートフォリオからそのURLを削除しました。

でも、それまでは毎月コンスタントにそれなりの額を発注してくれていたそのクライアントでしたが、翌月からは依頼が来なくなってしまったのです。

これは、ぼくにとっても相当ニガい思い出です。

あなたは、ぼくと同じ轍(てつ)を踏まないように、担当記事をポートフォリオに載せる場合は、クライアントの許可を取ることをれないようにしてくださいね!

クライアントからの評価

クラウドソーシングなどで得たクライアントからの評価(星の数やコメント)も、客観的な信頼性の証明になります。ポートフォリオに、評価画面のスクリーンショットなどを掲載するのも有効です。  

50代向けポートフォリオ戦略のヒント

50代からWebライターを目指す場合、ポートフォリオで年齢や経験を逆手に取る戦略も考えられます。  

経験の棚卸し

自己紹介や得意分野で、単に職歴を羅列するのではなく、「その経験がライティングにどう活きるか」を具体的に示しましょう。

例えば、「長年の営業経験で培った顧客心理への理解を、セールスライティングに活かせます」「管理職経験から、複雑な情報を整理し分かりやすく伝える構成力に自信があります」など。  

人生経験という深み

若い世代にはない、人生経験からくる視点や考察力をアピールすることも可能です。メッセージ部分で、仕事への誠実な姿勢や、生涯学習への意欲など、年齢を重ねたからこその信頼感を伝えるのも良いでしょう。  

ポートフォリオは「育てる」もの

ポートフォリオは一度作ったら終わりではありません。特に活動初期は、スキルも実績も急速に向上していく時期です。

定期的に内容を見直し、新しい実績を追加したり、より質の高い記事に差し替えたりして、常に最新の状態にアップデートしていくことを心がけましょう。  

意外と大事?ライター名と活動ジャンルの検討

必須ではありませんが、活動開始前に少し考えておくと良い項目です。

ライター名とアイコン

ライター名:本名で活動するか、ペンネーム(ライター名)を使うか決めましょう。どちらでも構いませんが、読みやすく、覚えてもらいやすい、日本人の名前(鈴木一郎とか山田花子とか)が良いでしょう。奇抜すぎる名前は避けた方が無難です。  

実はぼくも、デビューに際してなんとなくライター名を「サケサカ」としてしまったこと、少し後悔しています。ビジネス系の記名記事などでは「その名前だとちょっと……」と言われることも少なくありません。結局ぼくは、そういった案件では本名を明記することになってしまいました。

アイコン:プロフィール画像(アイコン)も設定しましょう。必ずしも顔写真である必要はなく、イラストやロゴ、あるいは横顔や後ろ姿の写真などでもOKです。設定しておくことで、クライアントに認識してもらいやすくなります。  

取り組むジャンル(執筆分野)

最初から「このジャンルしか書かない!」と決め打ちする必要はありません。まずは興味のある分野や、これまでの職務経験・趣味などで知識がある分野から挑戦してみるのが良いでしょう。  

「書けるジャンルがない」と感じたら、自分の人生経験を「棚卸し」してみましょう。

  • 学歴
  • 職歴
  • 保有資格
  • 趣味
  • 特技
  • 興味関心
  • 過去の成功体験
  • 失敗体験

このようなことを思いつく限り紙に書き出すことで、自分では気づかなかった「書けるネタ」が見つかることがあります。

「こんな経験、役に立たない」と思っていることでも、他の人から見れば貴重な情報であることは少なくないんです。

初心者のうちは「興味のあることは何でもやってみる」という精神で問題ありません。ただし、いずれは特定のジャンルに詳しい「特化型ライター」になる方が、高単価案件を獲得しやすくなります。

最初のうちは色々なジャンルを試しながら、自分の得意分野や、市場で需要のある分野を見極めていくと良いでしょう。  

Step 1のまとめ:まずは基本装備とポートフォリオの準備から

Step 1では、Webライターを始めるための具体的な準備についてお話ししました。

  • パソコン
  • インターネット環境
  • 文書作成ソフト
  • 専用メールアドレス
  • 銀行口座

まずは、特別なものでなくても良いので、これら基本装備5点を揃えましょう。

モニターや快適な椅子、便利なツールなどは、必須ではありませんが、追々導入すると仕事がはかどります。

そして、未経験者にとって最も重要な準備が「ポートフォリオ(実績集)」の作成です。

あなたのスキルを証明する大切なものなので、ブログなどを活用して、質の高い記事を準備することから始めましょう。

ライター名や書きたいジャンルを考えることも、スタートに向けた大切な準備の一つです。

これらの準備が、自信を持って次のステップへ進むための土台となるでしょう。

次のステップでは、いよいよ具体的な仕事の探し方を見ていきます。

Step 2:仕事を探す編 〜 初心者はどこで仕事を見つける? 〜

準備が整ったら、いよいよ仕事を探します。初心者が最初に仕事を見つける主な方法はクラウドソーシングです。

クラウドソーシングサービスを活用する

Webライター初心者が最初に登録し、最も仕事を受注しやすいのが「クラウドソーシングサービス」です。これは、仕事を発注したい人(クライアント)と受注したい人(ワーカー=あなた)を繋ぐプラットフォームです。  

代表的なクラウドソーシング

登録とプロフィール

まずはこれらのサイトに無料で登録し、プロフィール欄を充実させましょう。職務経歴や得意分野などを詳しく書くことで、クライアントからの信頼を得やすくなります。  

仕事の種類

  • タスク案件:簡単なアンケートや体験談など、短文・低単価の仕事。まずはこれでサイトの使い方や仕事の流れに慣れるのがおすすめ
  • プロジェクト案件:クライアントの募集に対し、提案文を送って応募し、選ばれれば契約となる形式。Webライターの主な仕事はこちら  

仕事の探し方・応募

  • 案件検索:サイト内で「ライティング」「記事作成」などのキーワードで検索。最初は文字単価0.3円〜0.8円程度の案件から挑戦し、徐々に1円以上の案件を目指しましょう
  • 提案文作成:プロジェクト案件では、提案文が非常に重要です。なぜ自分がその案件に適任なのか、熱意とスキルを具体的にアピールしましょう
  • テストライティング:応募後に、スキル確認のためのテストライティングを求められることがあります。少額でも報酬が出るか、内容が妥当かを確認し、実力を示すチャンスと捉えて取り組みましょう

クラウドソーシングのメリット・注意点

  • メリット:初心者でも仕事を見つけやすい、仮払いシステムで報酬未払いのリスクが低い、トラブル時に運営のサポートがある場合も 
  • 注意点:システム手数料(報酬の約20%程度)がかかる、低単価案件が多い、悪質なクライアントもいる(見極めが必要)

なお、クラウドソーシングを含め、Webライター業界には様々な初心者が気をつけるべき「甘いワナ」が存在します。これについては、次の記事に詳しく書いてありますので、よかったら参考にしてください。

その他の仕事獲得方法(中級者以上向け)

将来的には、以下のような方法で直接仕事を得る道もあります。  

  • 直接営業:企業HPなどから直接アプローチする
  • 知人の紹介:ライター活動を公言しておくと、思わぬ縁があることも
  • SNS経由:SNSで自身の活動や専門性を発信し、依頼に繋げる 
  • ブログ経由:自身のブログが高く評価されれば、そこから直接依頼が来ることも
  • 求人サイト:「Another works」など、副業・複業向け求人サイトで探す

Step 3:実践編 〜 受注から納品までの流れ 〜

Step 3:実践編 〜 受注から納品までの流れ 〜

無事に初めての案件を受注!ここからは、いよいよWebライターとしての実務が始まります。

クライアントに満足してもらい、継続的に依頼をもらえるようになるためには、一つひとつの工程を丁寧に進めることが大切です。

ここでは、案件受注から納品、そして報酬確定までの基本的な仕事の流れを詳しく見ていきましょう。

契約と要件確認:スタート前の重要チェック

案件を受注(契約)したら、すぐに書き始めるのではなく、まずはクライアントとの間で仕事の「要件」を正確に、そして詳細に確認・共有することが非常に重要です。ここでの認識のズレが、後のトラブルや大幅な修正依頼に繋がる可能性があります。

【確認すべき主な項目】

  • 記事の目的:何のためにこの記事を書くのか?(例:商品の認知度向上、サイトへの集客、読者の疑問解消など)
  • ターゲット読者:誰に読んでほしいのか?(年齢、性別、興味関心、知識レベルなど)
  • 文体(トンマナ):文章のトーン&マナーは?(例:ですます調、である調、親しみやすく、専門的に、など)
  • 構成案:クライアントから提供されるのか、自分で作成するのか?
  • キーワード:SEOを意識する場合、対策するキーワードは何か?
  • 納品形式:Word、Googleドキュメント、WordPress直接入稿など、どのような形式で納品するか?
  • 納期:最も重要! いつまでに納品する必要があるのか、正確な日時を確認します。

これらの点について、少しでも不明な点や疑問点があれば、作業を開始する前に必ずクライアントに質問し、クリアにしておきましょう。

クライアントによっては、詳細な「ライティングマニュアル」を用意していることもあります。その場合は、マニュアルをしっかりと読み込み、疑問点が同様に確認します。

丁寧なコミュニケーションが、スムーズな進行の第一歩です。

記事の設計図作り:読者設定とリサーチ

良質な記事を作成するために、執筆前に「誰に、何を、どのように伝えるか」という記事の設計図をしっかりと描く工程が不可欠です。

ここを丁寧に行うかどうかが、記事の質、ひいてはクライアントの満足度を大きく左右します。具体的に3つのステップで見ていきましょう。

1.ターゲット読者を深く理解する(ペルソナ設定)

まず、「この記事は、一体誰に向けて書くのか?」を明確にします。ただ漠然と「〇〇に興味がある人」と考えるのではなく、より具体的に、たった一人の理想的な読者像を思い描くことが重要です。

これをマーケティング用語で「ペルソナ」設定と呼びます。

ペルソナ (Persona)とは?

あなたが書く記事の「理想的な読者」を、まるで実在する人物かのように具体的に設定したものです。年齢、性別、職業、家族構成、趣味、価値観、そして「どんな悩みや疑問を持っているか」「この記事を読むことで何を知りたい、解決したいと思っているか」などを詳細に設定します。

ペルソナを設定することで、「その人(ペルソナ)に語りかけるように」文章を書くことができます。これにより、記事の内容や言葉遣いが読者にとって「自分ごと」として捉えやすくなり、より心に響く、価値の高い記事になるのです。

ただし、多くの場合クライアントからは、大まかなターゲット読者像だけが示されている場合がほとんどでしょう。その場合は、それをもとにペルソナを具体化します。

もし情報が少ない場合は、「この記事を読む人は、きっとこんなことで悩んでいるだろうな」「こんな情報を求めているはずだ」と、想像力を働かせて設定してみましょう。「どんな言葉なら響くかな?」「専門用語は避けた方がいいかな?」といった判断基準にもなります。

徹底的なリサーチで情報の質と量を担保する

次に、設定したペルソナが満足するであろう、質の高い情報を集めるためのリサーチを行います。

信頼できる情報源にあたる

インターネット検索が中心になりますが、情報の正確性には細心の注意が必要です。

  • 企業の公式サイト
  • 公的機関(省庁や地方自治体など、URLが .go.jp や .lg.jp で終わるサイト)
  • 研究機関や大学(.ac.jp
  • 信頼できるニュースサイト
  • 専門家が執筆した書籍や論文

情報を参考にする際は、これらの情報源を優先的に参照しましょう。

個人のブログやSNSの情報は、あくまで参考程度にとどめ、必ず一次情報や信頼性の高い情報で裏付けを取る(ファクトチェック)ことが重要です。

情報の網羅性と深掘り

検索結果の1ページ目だけを見るのではなく、複数のキーワードで検索したり、関連情報を深掘りしたりして、テーマに関する情報を多角的に、そして網羅的に収集します。最低でも、検索した際に表示される上位10サイトぐらいには目を通しましょう。

時には、オンラインだけでなく、図書館で書籍や専門誌にあたったり、企業のコールセンターなどに直接電話してみることも有効です。

知っておきたい用語:SEOとキーワード

SEO (Search Engine Optimization)

日本語では「検索エンジン最適化」。Googleなどの検索エンジンで、あなたの書いた記事が検索結果の上位に表示されやすくなるように、記事の内容やサイトの構造を工夫することです。Webライターにとって非常に重要なスキルの一つです。

キーワード (Keyword)

ユーザーが検索エンジンで情報を探す際に使う単語やフレーズのことです。(例:「Webライター 始め方」「50代 副業 おすすめ」など)。

ブログなどの記事作成では、クライアントから「このキーワードで記事を書いてください」と指定されることがほとんどです。リサーチ段階で「このキーワードで検索する人は、他にどんな情報も知りたいだろうか?」と考えて執筆します。

また、関連するキーワード(サジェストキーワードや関連キーワードと呼ばれるもの)を調べたりすることも、記事の内容を充実させる上で役立ちます。

リサーチで集めた情報の中に、指定されたキーワードや関連キーワードを自然な形で盛り込むことも意識します。

記事の骨格を作る「構成案」の作成

集めた情報と設定したペルソナをもとに、記事全体の骨組みとなる「構成案」を作成します。これは家を建てる際の「設計図」にあたり、質の高い記事を作るためには欠かせません。

構成案なしに書き始めると、話があちこちに飛んだり、重要な点が抜け落ちたりしがちです。

構成案に含める要素

タイトル案:記事の内容が一目で分かり、読者の興味を引き、かつSEOキーワードを含むようなタイトルを複数考えます。

導入文(リード文):読者の悩みや疑問に寄り添い、「この記事を読めば、あなたの知りたいことが分かりますよ」と期待感を持たせる文章。記事の「顔」となる重要な部分です。

見出し構成:記事全体をいくつかのセクションに分け、それぞれの内容を示す「見出し」を設定します。

各見出しで書く内容の要点:それぞれの見出しの下で、具体的にどのような情報を、どのような順序で説明するか、箇条書きなどでメモしておきます。リサーチした内容をここに整理していきます。

まとめ文:記事全体の要点を簡潔にまとめ、読者の次の行動を促したり、メッセージを伝えたりします。

構成案を作るポイント

読者がスムーズに内容を理解できるよう、論理的で自然な情報の流れを意識して見出しの順番や内容を組み立てます。ここで「PREP法」などの文章構成の型を活用するのも非常に有効です。

絶対覚えたい文章の形「PREP法」
  • Point(結論・要点)
  • Reason(理由・根拠)
  • Example(具体例・事例)
  • Point(結論・まとめ)

これら4要素の頭文字を取った、説得力のある文章を効率的に作成するための代表的な型のひとつです。

記事全体をPREP法で構成したり、各見出しの中の説明をPREP法で記述したりすることで、非常に分かりやすく、論理的な文章になります。

クライアントへの提出・確認

クライアントによっては、執筆前に構成案の提出を求められることがあります。たとえ求められなくても、構成案の段階でクライアントに確認してもらうことで、「思っていた内容と違う!」といった執筆後の大幅な手戻りを防ぐことができ、結果的にスムーズな進行に繋がります。


このように、本格的な執筆に入る前の「読者設定・リサーチ・構成案作成」という設計段階にしっかりと時間と手間をかけることが、読者にもクライアントにも満足してもらえる質の高い記事を作成するための鍵となります。

いよいよ執筆:分かりやすさを意識して書く

構成案という設計図が完成したら、いよいよWebライターの腕の見せ所、本文の執筆に取り掛かります。ここでの目標は、単に情報を並べるだけでなく、設定したターゲット読者(ペルソナ)に「分かりやすく」、そして「正確に」情報を届け、最終的に「読んでよかった」と感じてもらうことです。初心者の方が特に意識したい、具体的な執筆のポイントを見ていきましょう。

執筆の基本姿勢:誰のために、何を書くか

執筆を始める上で最も大切な基本姿勢。それは次の3つです。

  1. 作成した構成案に沿って話を進める
  2. 常に読者の視点(読者ファースト)で分かりやすさを追求する
  3. 正確な情報をあなた自身の言葉でオリジナリティを持って記述する

この3つのブレない軸を持つことが、質の高い記事を作成するための土台となります。この土台の上に、読者に「伝わる」ための具体的な技術を乗せていきましょう。

1.構成案に忠実に

まず、作成した構成案から脱線しないように意識しましょう。各見出しの下で、メモしておいた要点を、論理的な流れを保ちながら肉付けしていきます。構成案はあなたの道しるべです。

2.常に「読者ファースト」で

「この表現で、ペルソナの〇〇さん(設定した読者像)は理解できるだろうか?」

「専門用語を使いすぎていないか?」

「もっと簡単な言葉で言い換えられないか?」

など、常に読者の視点に立って、究極の分かりやすさを目指しましょう。難しい言葉で知識をひけらかすのではなく、読者の疑問や悩みに寄り添う「案内役」になるイメージです。

3.オリジナリティを大切に(コピペ厳禁!)

リサーチで集めた情報は、あくまであなたの知識の引き出しに入れるもの。執筆する際は、参考にしたサイトなどは一度閉じ(「見ながら書かない」技術の推奨)、必ずあなた自身の言葉で文章を作成してください。

コピー&ペーストは著作権侵害であり、絶対に避けなければなりません。  


構成案という設計図に基づき、読者のことを第一に考え、分かりやすく、正確で、そしてあなた自身の言葉でオリジナリティのある文章を書くこと。これがWebライターとしての執筆における最も重要なポイントです。焦らず、楽しみながら、あなたらしい文章を紡いでいきましょう。

品質を高める:推敲・校正の徹底

書き上げた記事は、必ず推敲(文章表現を練り直すこと)校正(誤字脱字や事実誤認などをチェックすること)を行います。どんなに内容が良くても、誤字脱字が多い記事は信頼性を損ないます。

チェック項目
  • 誤字脱字
  • ら抜き言葉
  • い抜き言葉
  • 主語と述語のねじれ
  • 表現の重複
  • 事実関係の誤り
  • 表記ゆれ(例:「Webライター」「ウェブライター」の混在など)
  • 著作権侵害(コピペチェックツールの活用も有効)
  • その他
効果的な方法
  • 声に出して読む(音読):文章のリズムや不自然な箇所に気づきやすくなる
  • 時間を置く:書き上げた直後ではなく、少し時間を置いてから客観的な視点で見直す
  • ツールを活用:WordやGoogleドキュメントの校正機能や、専用の校正支援ツールを利用する

最低でも2〜3回は見直しを行い、自信を持って納品できる品質に仕上げましょう。

納品:形式と納期を守る

完成した記事をクライアントに提出します。

  • 納品形式:クライアントから指定された形式(Wordファイル、Googleドキュメントの共有リンク、WordPressへの直接入稿など)で納品する
  • 納期厳守:納期厳守は「基本のキ」。 遅れそうな場合は、判明した時点ですぐにクライアントに連絡し、相談することが社会人としての最低限のマナー
  • 提出方法:クラウドソーシングのメッセージ機能、メール添付など、指定された方法で提出する

修正対応:成長のチャンスと捉える

納品後、クライアントから記事の修正依頼が来ることがあります。落ち込んだり、面倒に感じたりするかもしれませんが、これはクライアントの意図をより深く理解し、自身のスキルアップに繋げる絶好の機会と捉えましょう。

  • 丁寧な対応:修正依頼には、迅速かつ丁寧に対応する
  • 意図の確認:修正指示の内容が不明確な場合は、遠慮なく質問し、意図を正確に把握してから作業に取り掛かる
  • 誠実な実行:指摘された箇所を的確に修正し、再提出する

誠実な修正対応は、クライアントからの信頼を高め、継続依頼に繋がる可能性も高めます。

検収完了とその後:請求、入金確認、そして次へ

クライアントが修正後の記事を確認し、問題がなければ「検収完了」となり、その案件は無事終了です。

請求・入金確認

クラウドソーシングの場合は、検収完了後にプラットフォームを通じて報酬が支払われるのが一般的ですが、直接契約などの場合は、請求書の発行が必要になることもあります。報酬が期日通りに振り込まれたかも必ず確認しましょう。

【ヒント】次の仕事に繋げる一工夫

案件が完了した際に、「ありがとうございました」だけで終わるのではなく

「〇〇(今回のテーマ)に関連して、△△といった切り口の記事も執筆可能ですが、いかがでしょうか?」

「もし今後、□□に関する記事が必要でしたら、ぜひお声がけください」

のように、積極的に次の仕事に繋がるような提案をしてみましょう。クライアントが新しい依頼をする手間を省き、「では、お願いしようかな」と思ってもらえる可能性が高まります。

ここまでのまとめ:仕事の探し方と進め方の基本

Step 2とStep 3では、Webライターとして実際に仕事を見つけ、それをどのように進めていくかの基本的な流れを見てきました。

初心者はまずクラウドソーシングを活用し、プロフィールを整え、小さな案件から実績を積み上げていくのが現実的な第一歩です。

良い案件と出会うためには、丁寧な提案文の作成や、テストライティングへの真摯な取り組みが大切になります。

そして案件を受注したら、執筆前の準備(要件確認、読者設定、リサーチ、構成案作成)を丁寧に行うことが、質の高い記事を作成する鍵となります。

執筆時には常に読者を意識し、分かりやすさを追求しましょう。

また、書き終えた後の推敲・校正を徹底し、納期を守って納品すること、そして修正依頼にも誠実に対応することが、クライアントからの信頼に繋がります。

この一連の流れを一つひとつ丁寧に行うことが、Webライターとして活躍するための基本動作です。

ここまでの流れを理解したら、次はいよいよ気になる報酬、つまり収入の話に進みましょう。

Step 4:報酬を得る 〜 文字単価と収入の目安 〜

Webライターとして活動する上で、やはり気になるのが「収入」ですよね。

「実際どのくらい稼げるの?」

「報酬はどうやって決まるの?」

Step 4では、こうした疑問に、具体的にお答えしていきます。

Webライター報酬の基本:「文字単価」とは?

Webライターの報酬は、案件によって「1記事あたり〇〇円」という記事単価で決められることもありますが、最も一般的なのが「1文字あたり〇円」という「文字単価」で計算される方式です。

計算方法

例えば、文字単価が1.0円の案件で3,000文字の記事を執筆した場合、報酬は「1.0円 × 3,000文字 = 3,000円」となります。

その他の形式

求人サイト経由の業務委託などでは、時給制の場合もありますが、フリーランスとしてクラウドソーシングなどで仕事を受ける場合は、文字単価か記事単価が主流です。

初心者の目標単価:「1文字1円」の壁を目指そう!

クラウドソーシングサイトなどを見ると、文字単価0.1円といった驚くほど低いものから、2円、3円、あるいはそれ以上の高単価なものまで様々です。では、初心者はまずどのくらいの単価を目指すべきなのでしょうか?

スタートライン

未経験の場合、実績作りのために文字単価0.3円〜0.8円程度の案件から始めることもあります。これらは比較的採用されやすいですが、正直なところ、この単価帯で十分な収入を得るのはかなり大変です。

しかし、まったく実績のない初心者Webライターが、いきなり高単価の案件を獲得するのは簡単ではありません。最初は「実績づくり」と割り切って、こうした低単価の案件もこなしていくとよいでしょう。

実際、ぼくも最初に受けた案件は文字単価0.2円で、2ヶ月ぐらいは0.2~0.5円の間をフラフラしていた記憶があります。

最初の目標「1文字1円」

そうはいっても、いつまでもそんな低単価の案件ばかりやっていては、まともに稼ぐことができません。

まず多くの初心者ライターが目指すべき最初の壁であり、目標となるのが「文字単価1.0円」です。

このラインを超えてくると、かけた労力に対してある程度「報われる」と感じやすくなり、仕事としてのやりがいも増してくるでしょう。

クラウドソーシングでも、1円前後の案件は「ボリュームゾーン(最も案件数が多い価格帯)」であり、ここを主戦場にできるようになることが、「いっちょまえのWebライター」への第一歩と言えるでしょう。

1円以上の世界

もちろん、1円はゴールではありません。スキルや専門性を高め、実績を積むことで、文字単価1.5円、2円、3円…… と、より高単価な案件を獲得していくことが、収入を大きく伸ばす鍵となります。

リアルな収入目標:まずは「月3~5万円」を目指す現実的な道のり

「で、結局いくら稼げるの?」

この疑問に対して、特に副業として始める場合の現実的な最初の目標額は「月3~5万円」あたりと、ぼくは考えています。

これらの目標は、決して非現実的な数字ではありません。真剣に取り組めば、多くの場合3ヶ月〜半年、遅くとも1年以内には十分に達成可能です。

達成に必要な作業量(シミュレーション)

目標達成に必要な作業量をイメージしてみましょう。例えば、文字単価別に「月5万円」を稼ぐために、3,000文字の記事を何本、どのくらいの時間で書く必要があるかの目安は以下のようになります(※あくまで単純計算のモデルケースです)。

文字単価と作業時間の目安

この表を見ると、文字単価1.0円で月5万円を目指す場合、週に4本強の3,000字記事を納品するペース、平均すると1日あたり約3時間弱の作業時間を確保できれば達成が見えてきます。休日にまとめて作業できるのであれば、平日の稼働時間はもっと少なくなるでしょう。

ところが、1ヶ月30日と仮定しても、単価0.5円では1日5時間以上も記事を書かなければ、月収5万円は達成できません。これは、大抵の副業ライターさんにとって、相当キツい数字ですよね。

逆に、単価が上がるほど、同じ収入を得るための作業時間が大幅に減ることがおわかりでしょう。コンスタントに2円の案件を獲得できれば、単純計算で1日1.5時間の作業で月5万円は達成できます。

これが、スキルアップと単価交渉が重要になる理由です。

質・量・スピードの壁を越える鍵:まず「量」をこなす覚悟

Webライターとして収入を伸ばしていくには、「質」「量」「スピード」のバランスが大切、という話をしました。

特に初心者のうちは、執筆スピードが遅く、たくさんの量をこなせないため、なかなか収入に繋がらないという現実に直面します。

では、この壁をどう乗り越えれば良いのでしょうか?質を高めること?スピードを上げること?

もちろん、最終的には質を高めて単価を上げることが効率的な収入アップに繋がります。

しかし、ぼくがWebライター初心者にとって何よりもまず大切だと考えるのは、「量をこなして経験を積む」こと、これに尽きます。

なぜなら、実際の仕事(案件)こそが、最高の教材だからです。

どれだけ本を読んで知識を詰め込んでも、実際に書いてみなければ、本当の意味でのスキルは身につきません。

クライアントの様々な要望に応え、試行錯誤しながら文章を書く。この実践経験なくして、本当の意味でのスキル(質もスピードも含む)向上はあり得ないのです。

最初は単価が低くても、時間がかかっても構いません。

質を意識しなくてよいわけではありませんが、それ以上に「まずは場数を踏むこと」を最優先してください。

「書く」という行為に慣れ、仕事の流れを体で覚えることが、初心者にとっては何より重要です。

大丈夫。安心してください。

量をこなすうちに、リサーチや執筆の勘所がつかめ、自然とスピードも上がってきます。

同時に、様々なフィードバックを受ける中で、修正を繰り返しながら、文章の質も磨かれていくのです。

この「まず量をこなす」という泥臭い経験こそが、将来的に質を高め、スピードを上げ、結果的に高単価案件を獲得するための、最も確実で、そして唯一の土台となると、ぼくは信じています。

初心者の皆さんの最重要課題は、「完璧な記事」を最初から目指すことではありません。

「まず場数を踏み、経験値を貯める」こと。これこそが、Webライターとして成長するための王道なのです。

副業の限界?「月10万円の壁」

本業のかたわら副業として取り組む場合、確保できる作業時間には限りがあるでしょう。

そのため、文字単価を上げても、月10万円あたりが収入の現実的な上限(壁)となることが多いようです。それ以上を目指す場合は、働き方自体を見直す必要が出てくるかもしれませんね。

要注意!手取り額は減る?「手数料」と「税金」の基礎知識

クライアントから提示された報酬額が、そのまま全額あなたの手元に入るわけではない点にも注意が必要です。

クラウドソーシングの手数料

ランサーズやクラウドワークスなどのプラットフォームを利用する場合、システム利用料として報酬額から一定割合(多くの場合、10万円以下の部分は20%)の手数料が差し引かれます。

振込手数料

確定した報酬を自分の銀行口座に振り込んでもらう際にも、振込手数料がかかる場合があります(ネット銀行の方が安い傾向あり)。

税金(所得税・住民税)

副業で得た年間所得(収入-必要経費)が20万円を超える場合は、原則として確定申告を行い、所得税を納める必要があります。また、所得に応じて翌年の住民税額も変わってきます。

これらの手数料や税金を考慮すると、実際に受け取る「手取り額」は、額面の報酬額よりも少なくなることを理解しておきましょう。特に手数料20%は大きいので、報酬計算の際には注意が必要です。


Webライターの報酬体系と収入の目安について、具体的なイメージは掴めましたでしょうか?最初は低い単価や収入に戸惑うかもしれませんが、目標を明確にし、スキルアップしていくことで、着実に収入を増やしていくことが可能です。次のステップでは、そのための具体的なスキルアップ方法について見ていきましょう。

Step 5:成長するために 〜 収入アップとスキル向上 〜

Step 5:成長するために 〜 収入アップとスキル向上 〜

Webライターとして最初の仕事を受注し、基本的な流れを経験したら、次の目標は「収入を増やし、スキルを高め、クライアントから選ばれ続けるライターになる」ことです。

そのためには、継続的な努力と戦略的なスキルアップが不可欠。「一生勉強」の気持ちで、常に成長を目指しましょう。

収入アップへの道:量を増やすか、質(単価)を上げるか?

Webライターの収入を増やす方法は、大きく分けて2つあります。

1.仕事量を増やす(量を追求する)

より多くの記事を書くことで収入を増やす方法です。具体的には、執筆スピードを上げる(タイピング練習、ツールの活用、作業の効率化など)ことや、稼働時間を増やすことが考えられます。

しかし、特に副業の場合、確保できる時間には限りがあります。また、スピードだけを追求すると、記事の質が低下するリスクもあります。

脱初心者を目指していくには、これだけだとどうしても限界が出てきそうですね。

2.仕事の単価を上げる(質を追求する)

1記事あたり、あるいは1文字あたりの報酬単価を上げる方法です。そのためには、ライティングスキルそのものを向上させる専門性を高める対応できる業務範囲を広げるといった努力が必要になります。

長期的に見て、より少ない労力で効率的に収入を増やしていくためには、こちらの「単価を上げる」戦略の方が重要になってきます。「報酬を上げていくのはタイピングスピードを上げるよりも、高単価案件を取れるスキルを身につけていくほうが近道」なのです。

もちろん、最初は量をこなしながら経験を積み、徐々に質(単価)を高めていくのが現実的なステップです。では、具体的にどうすれば単価を上げられるのでしょうか?

単価アップを実現する!4つの具体策

あなたのライターとしての「価値」を高め、より高い報酬を得るための具体的な戦略を4つご紹介します。

1.専門性を磨く:「得意ジャンル」で無二の存在に

「なんでも書けます」というライターよりも、「〇〇分野なら任せてください!」という専門性(Expertise)を持つライターの方が、クライアントから高く評価され、高単価の依頼を受けやすくなります。

これは、なんでも安いスーパーマーケットより、少々高いけどいいものが置いてある専門店をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

専門性が高い記事は、読者の深いニーズに応え、サイトの信頼性(E-E-A-T)を高めるため、クライアントにとって価値が高いのです。また、専門分野が決まっていれば、リサーチ効率も上がり、記事の質も自然と向上します。

稼げるジャンルの例

Webライターの世界では、一般的に単価が高いとされるジャンルには以下のようなものがあります。

  • 金融系:投資、保険、税金、ローン、クレジットカード、仮想通貨など(FP資格などがあれば有利)
  • 不動産系:不動産売買、リフォーム、住宅ローンなど(宅建士資格や実務経験が有利)
  • 医療・健康系:病気、治療法、薬、サプリメント、介護など(医師、看護師、薬剤師などの資格や経験が非常に重視される。薬機法などの知識も必須)
  • 美容系:コスメ、脱毛、エステ、ダイエット、ヘアケアなど(美容師、エステティシャン経験などが活きる)
  • 転職・キャリア系:転職エージェント、求人情報、面接対策、資格取得など(人事経験や自身の転職経験が活きる)
  • その他:インタビューを伴う記事や専門性の高い記事など
得意ジャンルの作り方

最初からこれらのジャンルに詳しくなくても大丈夫です。Step1の「人生経験の棚卸し」で見つけた興味や経験を元に、いくつか記事を書いてみる中で「楽しい」「書きやすい」と感じる分野を見つけましょう。

さらに、その分野に関する書籍を読んだり、最新情報を追いかけたりして、意識的に知識を深掘りしていくことが大切です。

2.対応できる業務範囲を広げる:執筆+αの価値を提供する

記事の本文を執筆するだけでなく、以下のような+αの作業もできるようになると、クライアントの手間を省くことができ、より重宝される存在(=単価アップしやすい存在)になります。

  • 構成案作成:記事全体の骨組みを作るスキル
  • キーワード選定:SEOを意識したキーワードを選ぶスキル
  • 企画提案:「こんな記事を書きませんか?」と能動的に提案する力
  • WordPress入稿:CMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressに、記事や画像を設定・投稿するスキル
  • 画像選定・挿入・作成:記事内に挿入するフリー素材の選定や、簡単な図解・グラフなどの作成スキル(Canvaなどのツールを活用)

これらのスキルが身についたら、プロフィールや提案文で「〇〇も対応可能です」としっかりアピールしましょう。

3.ライティングスキルを深化させる

まずはStep3で学んだ「読みやすさ」の基本を徹底し、誤字脱字のない、分かりやすい文章を書けるようになることが大前提です。そのうえで、次のようなスキルを身につけていくとよいでしょう。

応用スキルの習得

さらに単価を上げるには、より高度なライティングスキルを習得することも有効です。

SEOライティング(応用):単にキーワードを入れるだけでなく、読者の検索意図を深く理解し、検索エンジンに評価される構成や文章を作成するスキル

セールスライティング/LPライティング:商品やサービスの魅力を伝え、読者の購買意欲を高め、行動(購入、問い合わせなど)を促すための文章術

取材・インタビューライティング:人に取材を行い、その内容を魅力的な記事にまとめるスキル。一次情報(独自情報)を生み出せるため価値が高い

ライティングの型(応用):PREP法以外にも、PASOnaの法則(問題提起→共感→解決策→提案→行動喚起:セールス系)、SDS法(概要→詳細→まとめ:ニュース系)など、目的に応じた様々な文章構成の型を使いこなせるようになる

4.自身の発信力を武器にする(ブログ・SNS活用)

Step1でポートフォリオとして推奨した自身のブログ(特にWordPress)を継続的に運営することは、単なる実績提示に留まらず、収入アップにも繋がる可能性があります。

質の高い記事を発信し続けることで、あなたの専門性や権威性が高まり、ブログ経由で直接、好条件の仕事依頼が来るチャンスが生まれます。

また、ブログ自体に広告(Googleアドセンスなど)を貼ったり、アフィリエイトリンクを設置したりすることで、ライター収入とは別の収益源にもなり得ます。

SNSの活用

X(旧Twitter)やFacebook、Instagramなどで、Webライターとして活動していることや、自身の得意分野に関する情報発信を続けることも有効です。

あなたの専門性や人柄が伝わり、仕事の依頼や、他のライターとの有益な繋がりに発展する可能性があります。

成長を加速させる!効果的な学習方法7選

これらのスキルアップを実現するためには、日々の学習が欠かせません。「一生勉強」の意識で、様々な方法でインプットを続けましょう。

ここでは、特に学びやすい7つの方法を紹介します。

1.書籍で体系的に学ぶ

ライティングの基礎、SEO、マーケティング、コピーライティング、あるいはあなたの得意ジャンルに関する専門書など、良質な書籍を読むことは、知識を体系的に、そして深く学ぶ上で非常に有効です。

【サケサカおすすめのWebライティング本5選】

1.20歳の自分に受けさせたい文章講義

何冊もベストセラー本を出版している作者が、「自分が20歳だった頃に受けさせたい」をテーマに書いた文章講座の本で、ぼくも何度も読み返しました。

「話せるのに、考えを文章にしようとすると固まってしまう」こんな経験はだれもがあるはず。

本書は、「話すこと」と「書くこと」は全く別の技術であると説き、現役ライターが15年かけて蓄積した「話し言葉を書き言葉へ変換する」実践的なノウハウを公開。メールから企画書まで、学校では教えてくれなかった「伝わる文章」の書き方を学べる一冊です。

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2.100倍売れる文章が書ける! Webライティングのすべてがわかる本

ぼくがネットビジネスの基本を教わった、Webライター出身で今はマーケター、YouTuberでもあるKYOKO先生が書いた、Webライティングの完全本です。

Webで読者の「見ない・読まない・行動しない」3つの壁を突破し、「稼ぐ」ための文章術が学べます。

本書では、読者の心をつかみ行動へと導く、論理的かつ心理的なWebライティング技術を具体例満載で解説。ブログ記事やセールスレター、YouTube台本作成から、ライターとして仕事を得る方法まで、ネットで収益を上げる必須スキルが身につきます。

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3.ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕事 はじめかたBOOK

ぼくと同時期にWebライターデビューした、いわば同期のライターさんで、一緒にお仕事をさせていただいたこともあるゆらりさんの本。彼女らしい、ゆるりとしたやさしいガイドブックです。

「今の働き方、しんどい…」「会社に居続ける未来が見えない」と感じていませんか?

本書は、心を病んで会社を辞めた著者が、未経験からフリーランスWebライターになり「ゆるく」働きながら十分な収入を得られるようになった全プロセスを公開。在宅で自分のペースで働けるWebライターの始め方から、具体的な稼ぎ方、心のケアまで解説します。

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4.人を操る禁断の文章術

ライティングのホントは少し毛色が違いますが、メンタリストDaiGoさんらしい、心理学に基づいた「人の心を操る」文章の書き方について解説した本で、ぼくのバイブルの一つです。

読者の心をつかみ、巧みに誘導する「メンタリズム文章術」を大公開。人心掌握や大衆煽動のエッセンスを応用し、読み手の心理を先回りして「見たい現実」を見せることで想像力を刺激します。

心理学に裏付けられたテクニックは、セールス、プレゼン、恋愛、依頼など幅広く活用可能。感情を揺さぶる7つのトリガーと具体的な応用術も紹介します。

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5.50代Webライターの教科書 ~月5万円までの完全ガイド~

手前味噌にはなりますが、ぼくサケサカマスターの初ライター本です。50代という高年齢の初心者Webライターに特化した本の中では、もっともやさしくわかりやすい「教科書」を意識して執筆しました。(Amazon Kindleでの電子書籍のみ販売)

50代からの将来不安、諦めないで!

スキルなし・PC苦手でも、Webライターで月5万円の「安心」は目指せます。人生のどん底を経験した著者自身のリアルな体験と、100名超の50代未経験者の声に基づいた、最も現実的な「教科書」。

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2.Webメディアで最新情報を追う

WebライティングやSEO、マーケティングに関する情報は日々進化しています。

信頼できる専門家や企業のブログ、Webメディアなどを定期的にチェックし、最新のトレンドやノウハウをキャッチアップしましょう。

3.とにかく書く!実践とフィードバック

学んだ知識は、実際に記事を書いてアウトプットしなければ身につきません。

たくさんの記事を書き、クライアントからのフィードバック(修正依頼)を真摯に受け止め、「なぜ修正されたのか?」「どうすればもっと良くなるか?」を考えることが、何よりの成長の糧となります。

4.写経で「型」を体得する

「この人の文章、すごく読みやすいな」「この構成、分かりやすいな」と感じる良い記事を見つけたら、それをそのまま書き写し(手書きでもパソコンでもOK)てみる「写経」も、文章のリズムや構成、表現方法などを体で覚えるのに効果的な練習法です。

5.オンラインサロン・コミュニティに参加する

同じ目標を持つ仲間と交流したり、経験豊富な先輩ライターからアドバイスをもらえたりするオンラインサロンやコミュニティに参加するのも有効です。

モチベーション維持や、有益な情報交換、時には仕事の紹介に繋がることもあります。(ただし、参加費や内容、雰囲気が自分に合うか、よく見極めることが大切です)

6.プロの添削を受ける

自分の文章の弱点や改善点を客観的に知るためには、プロのライターや編集者に自分の記事を添削してもらうのが最も効果的です。

有料サービスになりますが、的確なアドバイスはスキルアップを大きく加速させます。

7.有料講座・教材で効率的に学ぶ

特定のスキル(SEO、セールスライティングなど)を集中的に、体系的に学びたい場合は、信頼できる有料のオンライン講座や教材を活用するのも良いでしょう。

無料情報だけでは得られない、整理された知識や実践的なノウハウを効率的に学べます(これも自己投資です)。


Webライターとしての成長には、近道はありません。しかし、目標を持ち、正しい方向へ努力を継続すれば、必ずスキルは向上し、収入も増えていきます。焦らず、楽しみながら、あなた自身のペースで「選ばれるライター」を目指していきましょう!

まとめ:「好奇心」を武器にWebライターへの扉を開こう!

Webライターの始め方、イメージできたでしょうか? 確かに、楽な仕事ではありませんし、学ぶべきこともたくさんあります。しかし、特別な才能や経験がなくても、「やってみたい」という好奇心と、「まず一歩踏み出す」行動力さえあれば、誰にでもチャンスがある、それがWebライターの世界です。

この記事を読んだあなたが、もし少しでも「やってみようかな」と感じたなら、ぜひ今日から具体的な行動を始めてみてください。クラウドソーシングに登録してみる、ブログを書いてみる、ライティングの本を1冊読んでみる……どんな小さな一歩でも構いません

初の武器は「好奇心」だけで大丈夫。そこから先は、まるでロールプレイングゲームのように、実践しながら一つひとつスキルを身につけていけばいいのです。  

ようこそ、Webライターの世界へ!あなたの挑戦を応援しています。

また、さらに詳しい情報や、ぼくのリアルな日常に興味がある方は、YouTubeチャンネルもぜひ覗いてみてくださいね。

ブログよりもさらに詳しく、Webライターについてまとめた、どこよりも中高年にやさしい「50代Webライターの教科書~月5万円までの完全ガイド」も絶賛発売中です!

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この記事を書いた人

ミュージシャンをめざしてフラフラした20代。
飲食業にすべてを捧げた30,40代。
そして50代でライターデビュー。今も現役ライターとして活動するかたわら、派遣業とのダブルワークで気ままに生活中。

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