「50代未経験だけど、Webライターとして本当に稼げるようになるんだろうか?」
「Webライターを始めたけど、なかなか収入が増えなくて心が折れそうだ……」
この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたらそんな不安や焦りを抱えているかもしれませんね。
【ライターズバー】へようこそ!
50代のWebライター、サケサカマスターです。
実はぼく自身、53歳でまったくの未経験からこの世界に飛び込んだ現役Webライターです。その挑戦は、飲食業界からの転身、貯金もコネもスキルもない状態からのスタートでした。
あれから約5年(執筆時)。Webライターとして生計を立て、最高月収は70万円に達することもありました。今はライター業自体は少し抑えめにし、パート業務とのダブルワークを選んでいます。いわば、「後出し副業ライター」とでも言いましょうか……。
でも、その結果として、収入と気持ちの安定を取る生活が送れています。
もちろん、ここに至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。たくさんの壁にぶつかり、何度も挫けそうになったのも事実です。
でも、その時々でやるべきことを一つずつ積み重ねてきた結果、道は必ず拓けるということも、身をもって体験しました。
「なかなか収入が増えない」
「これからWebライターを目指したいが大丈夫かな?」
この記事では、このように考えている同世代のあなたに向けて、ぼくのリアルな体験談をお伝えします。特に収入が大きく跳ね上がったターニングポイントを、包み隠さずお伝えしますね。
さらに、そこから学んだ収入を増やすための5つの条件も、あなただけにこっそりお教えしちゃいます。
これは、一部の天才だけができる特別な話ではありません。学生時代もそれほど特別なところのなかった、引っ込み思案なわりに自己顕示欲の強い「ぼく=サケサカマスター」が過ごしてきた実体験です。つまり、あなたにも再現可能な、等身大の成功事例として感じてもらえるはずです。
これからWebライターに挑戦する人、すでに挑戦をはじめたけど中々うまくいっていない人。そんなあなたの未来への希望として、読んでいただければうれしいです。
「出口の見えないトンネル」にいるように感じていても、大丈夫。必ず光はあります。
人生はいくつになっても挑戦できる!
さぁ、いってみましょう!
収入が跳ねた瞬間:デビュー1年目のリアルな軌跡
まずは、ぼくがWebライターとしてデビューしてからの最初の1年間の、収入と執筆記事数の推移を正直にお見せします。
ちなみに、グラフ中の青い棒が受注金額で、赤い折れ線が受注数です。
このグラフを見ると、6ヶ月目に月収30万円を超え、11ヶ月目に57万円を超えた時が目立ちますよね。
でも、ぼくにとって「本当に大きな転機(ターニングポイント)」だったと感じるのは、月収20万円を突破した5ヶ月目と、月収40万円を突破した9ヶ月目の、2つの時期でした。
なぜなら、この時期に起こった出来事が、その後のぼくのライターとしての収入と働き方を大きく変えるきっかけとなったからです。
その要因を、ぼくなりに分析した3つのポイントとしてお話しします。
ターニングポイント①:直接契約の獲得〜偶然をチャンスに変える力〜

デビューから数ヶ月、ぼくは他の多くの初心者ライターさんと同じように、クラウドソーシングサイト経由で仕事を受けていました。
この時期は、収入は少しずつ増えてはいたものの、「作業量の割に儲からないな」と感じていたといたものです。文字単価が低いことに加え、約20%のシステム手数料が引かれるため、手取りはさらに減ってしまうのもツラかったですね。
ところが先ほどのグラフを見ていただくとおわかりのように、4ヶ月目(月収約15万円)から5ヶ月目(月収約20万円)にかけては、執筆記事数は減っているのに収入は約5万円アップしています。
これは、明らかに「仕事の質」が変わった瞬間でした。
そのきっかけは、「直接契約」で「高単価(文字単価3円)」の案件を獲得できたことです。それまでのぼくの平均単価は1円前後でしたから、これは衝撃的な出来事でした。
そして、このチャンスは2つの「偶然」が重なって生まれました。その2つの偶然を紹介しますね。
不採用からの逆転オファー
1つ目の偶然は、以前、クラウドソーシングで応募し、テストライティングで不採用になった企業から、ある日突然連絡が来たことです。
その企業はとある印刷会社さんでした。そこが、「元飲食店経営」というぼくのプロフィールを見て、自社のブログに「飲食店向けの印刷物に関する記事を書いてほしい」という依頼を打診してくれたのです。文字単価は、なんと3円。
当時のぼくの平均文字単価は、せいぜいが2円に届くかどうかという頃でしたから、そのときのぼくのうれしさは、想像できるのではないでしょうか?
ぼくは、印刷業界の知識なんてほとんどありませんでしたが、「こんなチャンスは二度とない!」と思い切って引き受けたのです。
そして、試しに一本記事を書いてみました。うれしいことにそれが評価され、翌月から月20本という大型の継続契約に繋がったのです。
これは、過去の提案やプロフィールに書いた一文が、思わぬ縁を繋いでくれたターニングポイントでした。
リアルな出会いと根拠なき自信
ほぼ同時期に、以前飲食店経営時代に知り合ったWeb制作会社の社長と、偶然飲み屋で再会しました。
そこでぼくは、「何か仕事があれば」とライターとしての名刺を渡しておきました。その名刺がきっかけで、後日ミーティングの機会を得たのです。
そこで「金額はいくらぐらいで書いてくれますか?」と聞かれました。直前に3円案件を受けていたぼくは、何の根拠もない自信をもとに、「1文字3円から受けています」と答えたのです。
結果、その単価で受注でき、さらにその後の継続的な関係に発展。この社長とのお取引は、今でもぼくの収入の大きな柱の一つになっています。
この事例は、思い切って飛び込むことの大切さを教えてくれるのではないでしょうか?
これら2つの事例は、運の要素が大きいかもしれません。けれども、クラウドソーシングで諦めずに提案を続けていたこと、リアルな場で名刺を渡していたことなど、日頃から「種まき」をしていたからこそつかめたチャンスだと思っています。
「タナボタ(棚からぼた餅)」は、部屋の真ん中でじっとしていては降ってきません。動く、無駄に思えても少なくとも部屋の壁際に歩いていった人にだけ、落ちてくるのです。
そして、来たチャンスに対して、たとえ自信がなくても「えいやっ!」と飛び込む勇気が道を切り拓いたのは間違いなかったでしょう。
ターニングポイント②:ジャンルの拡大化〜未経験でも「できます!」と言う勇気〜

直接契約で高単価案件を受けられるようになったぼくが次に意識したのは、「仕事の幅を広げる」ことでした。
それまでのぼくの仕事は、ほぼ100%がブログなどに掲載するいわゆる「SEO記事」(検索エンジンで上位表示されやすいように書く記事)でした。これは初心者でも取り組みやすい反面、単価が比較的低い案件も多い分野です。(もちろんジャンルなどによって報酬額はピンキリですが)
しかし、Web制作会社さんとのお付き合いが始まったことで、それまで経験のなかった、より単価の高いLP(ランディングページ)ライティングの執筆や、インタビュー記事などの仕事に挑戦する機会を得ました。
LPとは、商品購入や問い合わせなどを促すことに特化した縦長のWebページのことです。インタビュー記事は、その名のとおり誰かにインタビューをして、その結果を記事にまとめる仕事ですね。
正直、LPの書き方なんて全く知りませんでしたし、インタビューもやったことはありませんでした。
でも、クライアントから「サケサカさん、LP書けます?」「インタビューにいってもらうこと、できます?」と聞かれた時、ぼくは間髪入れずに「任せてください!」と答えました。
そこから必死でLPの書き方やインタビューの基礎を勉強し、なんとか納品。幸いクライアントにも満足いただき、ぼくのポートフォリオには「LP制作」「インタビュー記事」という新たなスキルが加わったのです。
このように、経験がない分野でも「できます!」と言って挑戦し、受けてから必死で勉強してやり遂げる。一見無謀に見えるかもしれませんが、こうした「少し背伸びした挑戦」が、対応できる仕事の幅(ジャンル)を広げ、結果的に収入アップに繋がっていくのです。
あなたは、どのくらい挑戦できますか?
ターニングポイント③:作業効率の向上〜環境と仕組みで限界を超える〜

収入が月40万円を超えた9ヶ月目、ぼくにとってのもう一つの転機は、はじめて「ディレクター」業務を行ったことでした。
あるクライアントから「自社のオウンドメディア(企業ブログ)を立ち上げたいので、記事作成を全てお願いしたい」という依頼を受けました。非常にありがたいお話でしたが、当時のぼく一人では到底抱えきれない記事数でした。
そこでぼくは、クライアントと相談の上、他のライターさんに記事作成を依頼し、ぼくがその品質管理と進行管理を行う、いわゆる「外注化」に踏み切りました。ライター探しは、当時運営していたライターコミュニティの仲間にお願いしました。
これにより、ぼくは「書く」だけでなく「ディレクションする」という役割を担うことになったのです。当然ながら、扱える仕事量が格段に増え、作業効率が飛躍的に向上しました。
また、他の人の記事を添削し、フィードバックするという経験は、ぼく自身のライティングスキル向上にも大きく貢献してくれました。
同時期に、収入がある程度安定してきたことから、新しいノートパソコンを購入。その結果、ときにはカフェやコワーキングスペースなどで気分転換しつつ仕事ができるようになったことも、作業効率アップに繋がったと感じています。
ちなみにコワーキングスペースとは、一言でいうと、「家以外で仕事に集中したい時に、お金を払って使える、みんなの仕事場」のことです。
Webライターのお仕事はパソコンがあれば家でもできますが、「家だとどうも集中できない」というときもありますよね。
そんな時、コワーキングスペースに行けば、立派な仕事用の机やイスがあり、快適な仕事環境が手に入ります。特にコワーキングスペースは、周りも仕事をしている人ばかりなので、静かで集中しやすいというのもうれしいポイントです。
図書館の自習室のようなイメージに近いかもしれません。利用料金はかかりますが、1日だけ、1時間だけお試しで使うこともできる場所もすくなくありません。
たまには気分転換にこういった施設を使うのも、効率的に仕事を進めるコツですよ。
また同時に、自宅の作業環境を整えること(例えば、大きなモニターを使う、快適な椅子にするなど)も、効率を上げるうえで意外と重要です。
【サケサカ流】Webライター収入アップに必要な5つの条件

ぼくのこれらの体験談を踏まえ、Webライターとして収入を増やし、成功するために必要だと実感している「5つの条件」を、あなたにこっそりお伝えします。
1.しっかりと「種」をまく(行動量を増やす)
- クラウドソーシングでの提案
- SNSでの発信
- リアルな場での名刺交換
どんな形でも構いません。大切なのは「私はWebライターです」と発信し、行動し続けることです。
いつ、どこで、どんなチャンスが舞い込んでくるか分かりません。部屋でじっとしていては、落ちてくる「タナボタ」もつかめません。ダメ元でも、行動の数を増やしましょう。
2.「できること」を増やす(スキルの拡張)
Webライターとしてお金を稼げるのは、記事の本文を書くだけではありません。
- 構成案作成
- WordPress入稿
- 画像選定
- 企画提案
などなど。対応できる業務範囲を広げることで、あなたのプロとしての価値は上がります。
また、SEO記事だけでなく、セールスライティング、インタビュー記事など、異なるジャンルのライティングスキルを身につけることも、単価アップに繋がります。
「これしかできない」ではなく、「これもできる」を目指しましょう。
3.「質より量、量から質」を意識する(成長プロセス)
特に初心者のうちは、完璧な「質」を求めすぎて手が止まるよりも、「量」をこなすことを優先しましょう。
たくさん書く中でしか、ライティングスキルは上達しません。
量をこなしていくうちに、自然と質もスピードも向上していきます。最終的には質と量の両方が必要ですが、まずは量を意識することが成長への近道です。
4.常に「挑戦」をやめない(限界突破)
「今の自分には無理かも」と感じる少し難しい案件や、高い単価の案件にも、勇気を出して挑戦してみましょう。
「3円の案件に応募しない限り、3円の案件は絶対に取れない」のです。応募してみて、もし採用されたら、そこから必死で勉強すればいいじゃないですか。
常に現状より少し上を目指し、挑戦し続ける姿勢が、あなたを成長させ続けます。人間の伸びしろというのは、あなたが思い込んでいるよりも、はるかに大きいものですよ!
5.「Webライター仲間」を作る(繋がりと情報)
一人でパソコンに向かう仕事は、時に孤独で、思考も偏りがちになります。リアルな身近に、Webライターをやっている人なんて一人もいませんしね。
だからこそ、悩みを共有できる仲間、アドバイスをくれる先輩、切磋琢磨できるライバルの存在は、モチベーション維持やスキルアップの大きな助けになります。
ぼく自身、デビュー当時にSNSなどで知り合ったライター仲間と、Zoomなどでオフ会をやるのが楽しみでした。そこで、今も付き合いのある友人や仕事仲間が生まれたり、ぼくのその後の活動に一役買ってくれたりしたものです。
また、ライター仲間からの人脈が仕事に繋がることも少なくありません。
あなたも、コミュニティに参加したり、オフ会に参加したりして、積極的に繋がりを作ってみてはいかがですか?
まとめ:「あなたにもできる!」50代からのWebライター成功への道
ぼくの体験談を通して、50代未経験からでもWebライターとして道を切り拓き、収入を増やしていくリアルな道のりを少しでも感じていただけたでしょうか?
特別な才能やコネがなくても大丈夫。
- 種をまく
- スキルを広げる
- 量をこなす
- 挑戦し続ける
- 仲間と繋がる
この5つの条件を意識し、地道な努力を続ければ、必ず道は拓けます。
もちろん、楽なことばかりではありません。時には壁にぶつかり、挫けそうになることもあるでしょう。でも、そんな時は、この記事や、ぼくのような50代の挑戦者の存在を思い出してください。
いくつになっても人生は挑戦できる!
大切なのは、諦めずに、あなた自身のペースで、昨日より半歩でも前に進むことです。
この記事が、あなたのWebライターとしての成功への、そしてより豊かな人生への、確かな一歩となることを心から願っています。
あなたの挑戦を、応援しています!
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