
Webライターになったのはいいけど、思ったように稼げないんだよね…
デビューしたばかりのWebライターさんで、こんなお悩みを抱えた方は多いと思います。
私自身はフリーランスのWebライターデビュー当初、半年で月収30万円を突破しました。
しかし、自身の主催するライターコミュニティでも初心者ライターさんたちから、同様の悩みを聞くことはよくあります。
そこで今回は、クラウドソーシングの大手「ランサーズ」にて、300人のWebライターさんに独自のアンケートを行い、その結果を分析してみました。
- Webライターなんてやめといた方がいいのか
- 稼げないライターの傾向と対策
- Webライターで稼ぐために何をすればいいか



はたして本当にWebライターで稼ぐなんて夢は見ないほうがいいのでしょうか?いえ、そんなことはありません!
しっかりと正しいやり方でがんばれば、Webライターはちゃんと稼ぎ続けることができる職業です。
どうぞ最後までお読みいただき、稼ぎ続けるWebライターとなるヒントをつかんでください。


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Webライターの現状アンケート結果





それでは、アンケートの結果を見てみましょう!
アンケートデータ
- 実施日:2021年11月5日~7日
- 実施方法:クラウドソーシング「ランサーズ」タスク案件にて実施
- 対象者:Webライター
- 対象人数:300名



Webライターを対象に行なったアンケートなんだね



そうですね
ただしタスク案件で行ったアンケートのため、正直あまり熟練ライターさんの回答は含まれていませんね
Webライターの性別と年齢


データでみる限り、Webライターの男女比率はほぼフィフティ・フィフティ。
これはTwitterなどで他のライターさんと絡ませていただいている肌感的にも、ほぼ同等の印象ですね。
対して年齢層の分布に関してはご覧の通り。
- 1位:40代/32.3%
- 2位:30代/32%
- 3位:50代/15.3%
- 4位:20代/18%
- 5位:60歳以上/2%
- 6位:20歳以下/0.4%
この結果からみる限り、Webライターは比較的年齢が高めの傾向にあるようです。
当ブログでは、50代からでも始められるネットビジネスとしてWebライターを進めているのですが、この結果をみてもその傾向は分かりますね。
仕事のスタンスを教えてください


Webライターの働き方としてもっとも多いのは「会社員の副業」、続いては「他のネットビジネスとの兼業」「主婦の副業」となっています。
それに対してWebライターのみの完全フリーランスはわずか6%にとどまっていました。
Webライターは、それ1本で食べていくのが難しい職業というのは、ここからも読み取れます。
Webライターとしての活動期間を教えてください


今回のアンケート結果をみる限り、Webライターになって1年未満という方が、全体の54.4%と半数以上を占めています。
それに対して3年以上前からWebライターを続けている方は、わずか23.3%という結果です。
これまではWebライターという仕事が認知されておらず、ここ最近のコロナ禍による在宅ワークの広まりや、企業の副業解禁の流れがこうした状況を作り出したのではないでしょうか。



最近はWebライターの数が増えて、案件が取れなくなったというのもよく聞くよね



そんな流れも、こうした現状が影響しているのかもしれませんね
事の真偽はさておき、最近のWebライター業界は初心者ライターが飽和状態といわれる所以(ゆえん)は、そんなところにもあるのかもしれません。
毎月の平均収入はいくらですか?それに満足してますか?


今回のアンケートはクラウドソーシングのタスク案件を利用したもので、前項のライター歴をたずねた結果からもわかるように、比較的初心者ライターさんが中心に答えてくれた回答が集まっています。
しかし、そのことを差し引いても多くのWebライターさんが稼げていないというのは、この結果からも明らかです。
月の収入が1万円未満の方が44.3%。、ついで3万円未満が20%、Webライターとしてはまだ稼げていないという方が18.3%と続いています。
それに対して20万円以上稼いでいる方は2人。30万円以上の方はなんとおひとりしかいませんでした。
その結果当然のことながら、実に77.7%のWebライターさんが現在の収入には「満足していない」と回答しています。
当ブログでも「Webライターは比較的収益化の早いネットビジネス」ということは、再三に渡ってアピールしていますが、実態は満足いく収入を得るのはそうかんたんではないという結果が出てしまいました。



やっぱりWebライターは稼げない仕事なの?



確かにかんたんではないと思いますが、一概にそうともいえないと思いますよ
実際にこのブログを書いている私サケサカも、Webライターのみの専業フリーランスとして半年で月収30万円超、1年で最高月収57万円を達成しています。
その他、私の回りにも1年以内に10~20万円を達成したライターさんはたくさんいますので、やり方や取り組み方によっては必ずしもこの結果のとおりとは限らないはずです。



もちろん、そういうライターと比べて落ち込む必要はありませんよ
Webライターを志したきっかけはなんですか?


「なぜWebライターを志したのか?」という、志望理由を訪ねた質問からも面白い結果が見て取れます。
- 自分でもできそうだと思った:33.4%
- 文章を書くのが好きだった:39.1%
- たまたま:17.4%
こうした結果を見ても、ネットビジネスの中でもWebライターは比較的始めるハードルが低く感じられる職業なのでしょう。
かくいう私も、「文章を書くのが昔から好きで、自分でもできそうだと思った」のがWebライターを始めたきっかけです。



まぁ、かくいう私も同じ理由でWebライターをはじめました
ついでにいうと、ブログなどよりは収益化が早いだろうと踏んで始めたものですから、多くの初心者ライターさんたちとそのスタートはまるっきり同じですね。



ところで、Webライターを始めたきっかけが「たまたま」って、どんな「たまたま」があったんだろうね?



それは私にもわかりませんねぇ……
Webライターを続けているうえでの不満(複数回答可)


Webライター初心者さんたちの多くが現在の収入に満足していない。
そんな結果を受けて、どんなところが不満なのかを聞いたアンケートの結果はこのとおり。
複数回答可能で集まった全685票のうち、1/3ほどの方が不満に感じているのは、やはり「単価が安い(219票)」こと。
ついで、「収入が少ない(157票)」「仕事が取れない(119票)」でした。
特にWebライターの仕事の単価の低さについては、Twitterなどでもよく話題にのぼる話ではありますが、初心者ライターさんが増えた反動も含めて、低単価の案件が出回っているというのは私の肌感でもそう感じています。
「Webライターは稼げない」とか「Webライターはひどい職業だ」なんていわれてしまうのも、結局は「単価が安い」案件があまりにも多く出回っているのが原因といえるでしょう。
どのような勉強をしていますか?(複数回答可)


続いての質問は「Webライターの勉強方法」についてです。
- ネットのブログやYou Tube:192票
- ライティングの本:107票
- 自身でブログを運営:81票
- 担当ジャンルの本:48票
と続いている結果は、ある程度予想されたものでした。
しかし驚いたのは、「オンラインサロンで学ぶ(12票)」や「有料セミナーや講座を受講(11票)」という、いってみればお金のかかる学び方のあまりの低さです。
あろうことか「特に何もしていない(42票)」の方が上回っているとうのは、正直予想していませんでした。
「特に書いた記事を見てもらう*(22票)」という勉強方法は、ライティングテクニックを向上させるもっとも近道なやり方なのですが、ほとんどの方が選んでいないということです。
*アンケートではクライアントからのフィードバックは除くとしてありました。
どのように仕事を獲得していますか?(複数回答可)


続いての質問「Webライターの仕事獲得方法」ですが、このアンケート自体がクラウドソーシングで行っているアンケートなため、「クラウドソーシングで受注する」に得票が集まるのは当然です。
しかし、複数回答可能としたこの質問で、それ以外の回答との差があまりにありすぎるようには感じます。
Webライターは在宅型ネットビジネスとして、ほとんどの作業をオンラインのみで人とかかわらずに完結できる仕事です。
そうはいっても人と人とのつながりが希薄なのか、あっても活かせていないのかはわかりませんが、そうした横つながりでの仕事の受注がほとんどないというのは気になるところですね。
Webライターをやっていてよかったと思えることはなんですか?(複数回答可)


あまりにショッキングすぎる、Webライター業界の厳しい現実ばかりを暴き出すアンケートとなってしまいましたが、最後には前向きな質問として「Webライターをやっていてよかったこと」を聞いてみました。
その結果は「知識が増えた(219票)」がトップで、ついで「クライアントから評価された(107票)」「自分の記事がネットに乗り多くの人に読まれた(94票)」が続いています。
Webライターを続けている中で、それまで関わりのなかった物事について調べたりしているうちに、知らず多くの知識を得ていたというのはこの仕事の大きなメリットです。
そうした知識は仮にWebライターという道を諦めたとしても、大きな財産になってくれることは間違いありませんね。
ほとんどのWebライターは稼げていない


どうですか?
クラウドソーシング「ランサーズ」上で、私が独自で300名を対象に行なったアンケート結果によると、次のような結果が見えてきませんか?
- Webライターの大半はここ1年以内に始めた人が多い
- 82.6%もの人が月に3万円も稼げておらず、その収入に満足していない
- 不満の多くは単価が安いということである
- 多くの人が軽い気持ちでWebライターを志し、仕事の受注はクラウドソーシングに依存している
- 無料、もしくは極めて安価で済む勉強方法が主流で、お金をかけてまで勉強していない
こうした結果を受けて、「Webライターになるのはかんたんだが稼げない、ひどい職業だ」という評価につながっているといえます。
では、本当にWebライターは稼げない職業なのでしょうか?
稼げるライターと稼げないライターがいる
結論からいえば、「Webライターには稼げるライターと稼げないライターがいる」ということになります。



そんなの当たり前じゃん!



そうですね、当たり前なんです
だけど問題は、どうしてそうなっているかということですね
少々上から目線で厳しいことをいわせていただきますが、稼げるライターと稼げないライターの間には、大きな溝があるのが現実です。
確かに多くのネットビジネスの中でも、Webライターは比較的最初の稼ぎをあげやすい職種で、1~3万円ぐらいまでならば比較的かんたんに到達できる人もいます。
しかし、それすら実現できないライターさんが多くいるのも事実です。
では、そうしたライターさんは何がいけないのでしょう。
- 適切な努力
- 適切な作業量
- 適切な学び
これらをしっかりと実践すれば、間違いなく稼げるライター、そして稼ぎ続けられるライターになることができると、私は確信しています。
ライティングスキルの向上や収入UPのペースなどは、もちろん人それぞれ環境や能力によって差はありますし、それを他人と比較して自分が劣っているなどと落ち込む必要はまったくありません。
とはいっても、そこに甘んじていてもなかなか上達スピードが上がらないのも事実です。
稼げるライターになるためには、いかに効率的に学び、効率的にスキルを習得していくかというコトも求められます。
Webライター業界のひどい現実
物事がうまくいかないときに、何か外的要因のせいにするのではなく、その原因を自分の内側にみつけ改善策を探るというのは、人間が成長していくために大切なステップです。



とはいっても実際にひどい状況ってのもあるんでしょ?



確かに案件やクライアントの質があんまりだというのがあるのは否めないですね
多くのWebライターさんが稼げない現状というのは、確かにライターさん側に問題がある場合も多いとは思いますが、やはりWebライター業界を取り巻くひどい現状に原因があるという部分も実際には見受けられます。
ここでは、そんなWebライター業界を取り巻くひどい現実について考えてみましょう。
Webライターが多すぎる
今回のアンケート結果を見てもわかるように、近年の働き方の変化に伴いWebライターを志す人は非常に増えています。
その結果、Webライターの飽和状態を招いているのもまた事実です。
特に始めたばかりの初心者ライター、つまり稼げないライターの層が膨大となっているため、案件獲得の競争率が高くなってしまいました。
この事実があるために、初心者ライターさんが持つ「なかなか仕事が取れない」という悩みは、ライター側の問題だけともいえない状況を作り出しているのでしょう。
こうした流れはおそらく今後も急激な改善はされそうにありません。
というのも、多くのビジネス系インフルエンサーなどの発信からも見て取れるように、会社員や主婦が始めるネット副業として、Webライターほど始めるハードルが低いものは少なく、それを勧めやすいということがあるからです。



かくいう当ブログもそうしたスタンスの発信をしているわけですけどね
今後もますますWebライター人口は増えるはずですし、案件獲得の過当競争も激化するでしょう。
その中でしっかりと案件を獲得し、稼ぎ続けられる真のプロフェッショナルライターになるためには、それ相応の努力と覚悟は求められるものとまずは肝に銘じてください。
クラウドソーシングの仕事はひどいものも多い
Webライターデビューをしたばかりの多くは、クラウドソーシングで仕事を受注しているのは今回のアンケートの結果からも明らかです。
また、Webライターを志しクラウドソーシングの登録者が増加するにつれて、同じくクラウドソーシングに登録されたクライアント数・案件数共に増えています。
そういう意味では需要と供給のどちらもが高まっているというのが実情ですが、そうして掲載された案件のすべてがWebライターにとって良い案件であるとは限りません。
特にWebライターとともに増えた個人ブロガーやサイト管理者などは、最初から低単価で仕事を受ける初心者ライターを狙い撃ちした案件提出をしている場合もあります。
そうした案はWebライティングの相場を理解していなかったり、そもそものネットリテラシーやビジネス感覚が欠けていることも多く、低単価・劣悪条件というまさに「ひどい」案件も少なく無いのです。
また、始めたばかりで業界の構造がまだよく分かっていない初心者ライターを狙った、リスト集めを目的として他サイトへの誘導を求めてくる案件などもあります。
こうした案件やクライアントは、詐欺とまでは言い切れないものの極めてグレーといわざるを得ませんので、十分に注意してください。





Webライターとクライント共にビジネスマナーがなっていない方が多いのは残念な限りです
Webライターの地位は低い
こうした一部のクライアントによる「買いたたき」のような低単価案件や、詐欺まがいの「リスト取り」案件が多いというのは、結局のところ最近になって急激に増えたWebライターという職種の地位が低いというのが大きな原因です。
TwitterやKindle書籍などの中にも、「1文字1円以下の低単価で記事を手に入れる方法」などとして、クラウドソーシングなどで初心者のWebライターに記事を「書かせる」方法を解説している情報を見かけることもあります。


この状況に対して、今回のアンケート結果にもあるように、当然Webライターからは多くの不満の声が上がっています。
こうした現状に対しては私も1人のWebライターとして大いに憤りを覚えます。
ですが、私もクライアント側としてライターさんに発注をお願いする際、あまりにひどい提案文を送ってきたり、仕事をお願いしたら突然連絡なくバックレたライターさんなどもいるなど、あきれる状況があるのも事実です。
この状況を打開するために、1人ひとりのライターさんが勉強をしてしっかりとしたスキルを身に着け、プロとしての誇りを持ってクオリティの高い記事を生み出し続けることしかないと思います。
そしてWebライター全体の地位を向上させ、仕事としての適正相場が引き上げられるよう努力するしかありません。



1人ひとりが使い捨てられないライターになれってこと?



結局はそうなるようガンバるしかないですね
Webライターで稼ぐために行う5つのコト


自分の問題とWebライター業界を取り巻くひどい現状など、外的内的それぞれの要因によって、現在のWebライターはなかなか稼ぐことも難しい職業になりつつあります。
しかし、そうした状況を嘆いてばかりもいきませんし、そんな中でも稼ぎ続けているライターさんがたくさんいるのもまた事実です。
そこで最後は、せっかく始めたWebライターという仕事で成功する、つまり稼ぎ続けるためにあなたが行えるコトを5つご紹介します。
1.勉強をする
稼ぎ続けるWebライターでいるためにやるコトは、まず何より「勉強をする」。
当然といえば当然のコトにはなるのですが、アンケートの結果をみてもこの「勉強をする」というコトに対しては、あまり意識していない方も多いようです。
例えば、1番多くの得票を集めた「ネットのブログやYou Tubeで勉強する」という方法。
最近のブログやYou Tubeでは、稼ぐために必要な情報のほぼすべて公開されているといっても過言ではありません。
そして、そのほとんどが無料で公開されているわけですから、「稼ぐために必要な大量の情報がすべて無料で手に入る」ということに関して、ネットでの勉強以上にすぐれた方法はないでしょう。



やっぱりネットで勉強するのがいいんだね!



いや、それはちょっとまってください
実はネットの勉強には致命的な弱点があるんです



え!?
確かにネットでは大量の情報を無料で手に入れることができますが、その情報のすべてがあなたにとって「有益」であるかどうかは別の話です。
間違っている情報や、あなたには向いていない情報。
これらの情報も混在一体となってあふれているのがインターネットの世界です。
その中から必要な情報のみを選択するのは、正直並大抵のスキルではありません。
熟練のライターであれば、自身の経験を重ね合わせて大量な情報の中から必要な情報を選び出すこともできます。
しかし、始めたばかりのライターであれば、情報が大量であればあるほど混乱してしまうかもしれません。
さらにそうした大量情報の中からホントに必要な情報を選び出すのは、時間と手間もかかります。
特にこのブログのメイン読者である50代の方たちにとって、時間というのはもっとも大切にすべき資産のはずです。



人生に残された時間は、若い人たちほど潤沢(じゅんたく)ではないですからね
時間というもっとも貴重な資産を減らさずに済ます勉強方法として、ある程度の金額を仕払う対価として体系づけて整えられた有料の情報を購入する、つまり有料講座を受講するといった選択肢も、十分に検討すべき価値があるとは考えられませんか。
- ライティングスキル:Webライティングの型や書き方の勉強
- ネットリテラシー:インターネット特有のルールを覚えたり、パソコンの使い方の習得も含む
- クライアントワーク:一般的なビジネスマナーや営業の方法など
- 専門分野の知識:自分が担当する分野の専門知識の習得
こうしたことのすべてを知り、実践で活かすことができなければ、稼げるライターでい続けることはできません。
そしてまた今は稼げるライターになった方たちも、常に勉強は欠かしていないはずです。
勉強し続けることは、そのまま稼ぎ続けることの大きな条件なのは間違いありません。
「勉強しつづける=稼ぎ続ける」というコトを意識して、質の良い勉強を続けてみてください。


2.実績を作る



いやいや、実績を作るっていってもそもそもそれがないから仕事取れなくて悩んでるんじゃん!



それは確かにそうですが、それでも初心者が実績を作る方法はありますよ
その方法は主に次の3つ。
- どんなに安い案件でもいいから受注する
- 自分でブログをやってみる
- SNS投稿をする
それぞれについてもう少し詳しく解説しましょうか。
どんなに安い案件でもいいから受注する
先ほどWebライターの地位は現状では低く、低単価で買い叩こうとする案件があふれかえっている、という話をしました。
そうした案件を大量に受け続け、疲弊して夢を諦めてしまったライターさんがたくさんいるという、非常に残念な現実もあります。
しかし、クラウドソーシングでの実績を積むためには、最初はそうした案件をいくつか受けて数値としての受注実績を積み上げるのは、地味ではありますが有効な戦略です。
それよりなにより、初心者のうちは正直いって記事の質よりも量を重視して、たくさんの文章を書きまくり、Webライティングそのものに慣れていくことが求められます。
案件に応募する提案文をたくさん書いたり、安い案件でいいから記事を量産して書くことに慣れるというのは、特に初心者のうちは意識して取り組むべき課題です。
ただし、ただ闇雲に記事を量産するだけでなく、毎回どこが悪かったのかを振り返ってみることは大切な上達のためのステップです。
自分の文章のどこが悪いのかを自身で判断するのが難しい場合、書いた文章を人に読んでもらい、率直なフィードバックをもらうというのは、ライティングスキル上達のための1番の近道になります。
特に的確なフィードバックをもらえる、プロのライターに添削を受けるというのもおすすめです。
自分でブログをやってみる
仕事の受注がままならず、思うように実績が積み上がらないという場合は、自身でブログを運営してそこに記事を書いていくというのもおすすめします。
そうすれば何の実績もない状態でも、クライアントに提示する提案文に最低でもそのブログを見せることができ、あなたが書く文章を知ってもらうことは可能です。



いってみれば「ポートフォリオ(作品集)」としての役割を果たしてくれるわけですね



なるほど!ブログをやればそっちでのお金も稼げて一石二鳥だね!



甘い!甘すぎるぞ!



な、なんだって~!?
Webライターを始めたばかりの頃にブログをやるのは、あくまで「実績づくり」のためと割り切る方がおすすめです。
なぜなら、ブログで稼ぐためにはライターで稼げるようになるのに勝るとも劣らない、膨大な時間と労力を必要とします。
そのためWebライター初心者のうちから両方ともに注力しすぎると、どちらも中途半端になりかねません。
ライターデビュー初期の頃に、ライターとして稼ぐこととブログで稼ぐことの二兎を追う者は、結果的に一兎をも得られないでしょう。
ここでいう「ブログ」とは、あくまでも「あなたが書いた文章をインターネットで見られるようにしておき、クライアントにみてもらうためのポートフォリオ」としてのブログです。



ヘタな色気はあまり良い結果は生みませんよ
例えば、不動産の案件を取りたいと考えているなら不動産の記事。アウトドアの案件を取りたいと考えているならアウトドア関連の記事。
このようなものを自身でテーマを決めて、キーワードを設定してブログに書いていくのです。
通常ブログで稼ぐなら、「雑記ブログはダメで特化ブログにすべき」という言葉をきいたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自身のポートフォリオとして使うだけなら、どんな雑記ブログだって構わないのです。
あなたが興味があり、受注したいと考えているジャンルの記事をガンガン書いてブログにアップし、それを実績として提示しましょう。
ただし、このブログをやるにあたって昔から「無料ブログと有料(お金のかかる)ブログ」のどちらがいいのか?という論争は跡を絶ちません。
ですが、収益化を目的としないポートフォリオブログであれば、無料ブログで十分です。
……といいたいところなのですが、こればかりはできれば独自ドメインを取得して、レンタルサーバーを借りてWordPressでブログを立ち上げるという、有料ブログを選択することをおすすめします。
それは次の理由からです。
- 将来収益化を考えた時に移行の手間がない
- SEOの実践的な勉強ができる
- WordPressの扱いが覚えられ、それ自体が実績となる
特に最後の「WordPressの扱いを覚える」のは、Webライターとして稼ぎ続けていくためにも有効なスキルです。
Webライター案件の中には、ただ単に記事を書くだけでなく、WordPressというサイト作成サービスを利用してそこへの投稿まで担当するという案件が少なくありません。
そしてそうした案件の多くは、記事を書くだけの案件と比較すると単価が高い傾向にあります。
つまり、WordPressを使ったブログを運営しているということは、投稿作業まで滞りなく行えるという実績となりますので、クライアントに対しての十分なアピールとなります。


SNS投稿をする
クライアントに対するアピールとしてもう1つ有効な戦略は、「SNSをはじめて投稿を続ける」コトです。
特に自身が得意とするジャンルに特化したSNS投稿を続けることで、あなたの知識レベルや、なにより人となりをクライアントに知ってもらう手がかりとなります。
クライアントの立場に立って考えてみても、どこの誰かまるっきり分からないライターよりも、SNSでその考え方に少しでも触れることができ、「どんな人なのかがわかる」ライターの方が採用したいと思う確率が上がる気がしませんか?
現に特定ジャンルのSNS投稿を続けていたところ、SNSからスカウトメールをもらい直接案件の契約へとつながったライターさんは、大勢いらっしゃいます。



マスターはどうなの?



さぁ、次の項目を解説します!



……逃げたな
3.営業力を強化する
Webライターはほとんどの作業が自宅にいながらインターネットのみで完結し、人と合わずにお金を稼ぐことのできる職業です。
しかし、オンラインのみでの付き合いだとはいっても、そこはビジネスである以上最低限のマナーや常識は必要となります。
提案文1つ取ってみても、ちゃんとしたあいさつ文すら書いておらず、いきなり自身の実績だけを貼り付けて送っていたのでは、どうやっても採用されるコトなどありません。
顔の見えない相手だからこそ、社会人としてのビジネスマナーは大切にしたいものです。



まぁ、これに関してはWebライター、クライアント双方に常識はずれの方がたくさんいるのも事実なんですがね



マジで?



これがこの業界のレベルがまだまだ低いことの現れかもしれませんが、マジでそんな「常識を知らない」クライアントやライターもいるんですよ
しかしこれは逆を返せば、最低限のビジネスマナーに則ったメールや提案文を送れるだけで、有象無象のライターたちに対して優位に立てるというコトでもあります。
Webライターとして仕事をもらうということは、会社の営業部員が仕事を取るということと同じビジネスだと考えて、ていねいな応対などができるよう心がけましょう。
クラウドソーシングより直接契約を目指す
多くのライターさんがクラウドソーシングのみで仕事を受注しているのは、今回のアンケート結果を見ても明らかでした。
しかし、本当に稼いでいるライターの多くは、クラウドソーシングを利用せず直接契約での受注がほとんどです。
直接契約で仕事を受注するのには、高単価の案件を受けられるというメリットもありますが、もう1つクラウドソーシングの手数料を支払う必要がないというのも大きなメリットとなります。
ただし、Web制作会社や特定の企業と直接契約を結ぶというのは、最初から応募案件が掲載されているクラウドソーシングで仕事を探すのと比較すると、格段の営業力が必要です。
- Webライティングを必要としている企業を見極める力
- 突然のメールなどで仕事を取っていく提案力
- 出会いを切り拓く運
こうしたさまざまな要素を持っていなければ、直接契約のクライアントを獲得するのは困難ですが、一度獲得できればそこから横つながりの展開が期待できる場合もあります。
稼ぎ続けれるWebライターを目指すためには、ぜひとも営業力を強化して、直接契約の獲得を狙ってみてください。
なお、直接契約を獲得する実践的スキルは、私も尊敬するベテランWebライター佐藤誠一さんが、自身のYou Tubeチャンネルの中で解説してくださっているので、ぜひ一度ご覧になってみることをおすすめします。
>>>プロフェッショナルWebライターのYou Tubeチャンネル【佐藤誠一】はコチラ
4.継続する
- Webライターを始めてみたけど少ししか稼げない
- 提案文が通らず仕事が取れない
- 安いテストライティングで疲弊している
- 手数料ばかり高くて儲からない
- 収入の乱高下がありすぎる
こうしたさまざまな悩みを抱えたWebライターさんは多いでしょう。
そして、そんな悩みに負けて志半ばで道を諦めてしまう方もたくさんいます。
けれども、某バスケットボールマンガの日本一有名な監督の名言になぞらえるまでもなく、「諦めてしまったらそこで試合は終了」です。
もしかしたら成功は今立っているホンの一歩先にあるかもしれません。
そこにたどり着くためには、歩みを止めないで一歩ずつ前に進むことが唯一の正解です。
私もWebライターを始めたばかりの頃は、1~2万円しか稼げませんでした。
しかし、「絶対にWebライターで成功する!」という想いを持って、諦めずに一歩ずつ前に進んできたからこそ今があります。
諦めずに継続するコト。
これは、すべてのWebライターが成功するために必要なたった1つの武器です。


5.つながりを持つ



継続するコトが大切なのはわかるけど、実際に稼げない期間が長いとくじけそうにはなるじゃん……



確かにね。そのためにおすすめなのは「仲間」を作ることですね
- 苦しいときに励まし合える仲間
- 愚痴を聞いてくれる仲間
- わからないことを教えてくれる先輩
こうした仲間は、Webライターを続けていくためでなく、人生を豊かに生きるためにも大切な財産です。
そんな素晴らしい仲間は自分にはいないよ、という方は、オンラインサロンなどに加入してみることをおすすめします。
はじめてのコミュニティに入っていくのは怖いものですが、思い切って飛び込んでみると案外気さくに受け入れてくれるものですよ。
私が運営するライターのためのオンラインコミュニティ【ライターズバー】は、月に2回(朝夜各1回ずつ)ZOOMを使って参加者の皆さんと情報交換をしたり、共に励まし合ったりしながら、Webライティングやブログで稼ぐための交流を行っています。
会員登録や会費などすべて無料で参加できますので、良かったら一度のぞきにきてみてください。
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まとめ
ランサーズにて独自に行なったアンケート結果を元に、現在のWebライター業界を取り巻くひどい現状を垣間見るとともに、そんな中で稼ぎ続けるためにはどうしたらいいかというコトを解説してまいりました。
稼ぎ続けるライターになるために行うコトはこの5つ。
- 勉強をする
- 実績を作る
- 営業力を強化する
- 継続する
- つながりを持つ
どれもビジネスを成功させるためには当り前のコトであり、どれもが欠かすことのできない要素です。
Webライター業界のひどい状況を嘆く前に、こうしたコトを1つずつ積み重ねて、どうぞ稼ぎ続けられるライターを目指してください。



あなたなら、きっとできます
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