
Webライターを始めたけど安い仕事ばかりで全然稼げない



クラウドソーシングでテストライティングを受けたけどお金がもらえなかった



クライアントのフィードバックが厳しいことばかりでヘコむ
夢を持ってWebライターを始めたものの、このような悩みを抱えてなかなか思うように先に進めないことは無いですか?
今はフリーライターとしていっぱしの報酬が稼げるようになった私ですが、同じような悩みをデビュー当時は感じたものです。
そして、最近ではメディアの企画やディレクションを担当することもあり、クライアントとして今度は他のライターさんに記事の執筆を頼む機会も増えています。
そうした経験の中で、「これはちょっとおかしいよね?」と思うような、Webライター業界の見過ごせない状況がたくさんあることに気づきました。
そこでこの記事では、初心者ライターの頃に遭遇するクラウドソーシングでの不穏な案件を中心とした、業界特有の非常識な現状について解説しようと思います。



かつての私のように、業界のカラクリを知らずに悩んでいるWebライターさんが少しでも減るように、心から願っています


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文字単価の適正価格はいくら?



文字単価の高い案件が欲しい!
さて、まずクラウドソーシングなどで仕事を受けている段階の初心者のWebライターさんたちが、一番悩んでいるのはこれなんじゃないでしょうか?
やはり文字単価が気になると思いますが、ではいくらからが実際の所報われる単価なのでしょう?



ズバリ、実質的には一般的に言われている通りに、最低でも1文字1円がWebライターとして報われる金額だと思います
それでは、その根拠を探ってみましょう。
1文字1円以下の案件は早く卒業しよう
まずはご自身の作業速度やスキルから、実際のライターとしての作業効率を考えてみてください。
そこから1文字1円が最低報酬という根拠を探ってみます。
自分の作業速度を見つめる
あなたの執筆作業速度はどのくらいですか?
この場合の「作業速度」とは、タイピングの速度ではなく、情報の下調べから記事構成、ライティング、校正、場合によってはWordPressなどへの投稿を含めた、すべての工程をこなせる速度のことです。
どうですか?
もちろん案件の内容によって様々ですからひとくくりでは考えられませんが、この記事を参考にしていただくライターさんなら、1時間に500~1,500文字ぐらいですか?
ということはつまり、1文字1円の案件であれば1時間に500~1,500円の収入になるということですね(税金やシステム手数料はこの場合は除外して考えます)。
この場合でようやく時給が500~1,500円。これなら普通のアルバイトをする場合と大差はなく、副業として時間を切り売りするという観点から考えれば、悪くはないですよね。
このおおよその見積もりが、「1文字1円以上」がWebライターとして適正を述べる根拠とも言えます。
時給より時間効率を気にしよう
ただし、特に初心者ライターの内は自分の仕事を時給換算すると絶望することばかりだと思います。
先ほどは1時間に500~1,500文字の執筆速度と書きましたが、正直Webライターを始めたばかりの頃は、500文字を書くのに3~4時間もかかってしまうこともあたり前にあるでしょう。
その上、1文字1円以下の案件しか取れないということの方がほとんどです。



私も最初の頃は0.3円の案件をやって時給合わねぇなぁ…とか思ってました
そのためWebライターとしてデビューしたばかりの頃は、自分の仕事を時給換算をするよりも時間効率を考えることをおすすめします。
- 時給とは単純に1時間あたりに得られるお金のこと
- 時間効率とはかけた時間(労力)に対して得られる成果のこと
この2つは似ているようで、実は相当違います。
仮に1文字0・3円の案件で、1000文字(300円)の記事をライティングするのに、リサーチから納品まで正味5時間かかったとしましょう。これだと単純な時給は60円ですから、労働に対する金銭的対価は子どものお手伝いレベルかもしれません。
だけどあなたはその1記事300円の記事を書いて、何を学びましたか?
- クラウドソーシングで案件を獲得する喜び
- リサーチするコツ(検索のコツなど)
- たかが1000文字の記事を書く難しさ
- クライアントから褒められる嬉しさ
- 仕事をしてお金をもらう喜びを再確認
などなど。きっとたくさんの学びや気づきがあったはずです。そしてこれだけのことが手に入ったのなら、それが報酬以外に手に入れた今回の成果です。
そう考えると、案外悪くないものなんじゃないですか?
いつまでそれを続けるのか?
だけど問題は、いつまでもそれではやっていられないということですよね。
最初の頃はそれでも構わないですし、実際そうやって低単価の仕事を受注して、Webライターという仕事に慣れるというのは、駆け出しのWebライターにとっては必要な時間です。
それでもいつまでも1文字0.何円という仕事ばかりでは、自分の労力や精神が削り取られるばかりですし、正直言ってこれではWebライターという労働力の搾取にしかつながりません。
だから、早くそこから脱却して欲しいんです。
通常のアルバイトなどの労働には、最低賃金というものが設定されています。
最低賃金制度とは
引用/厚生労働省公式サイト【最低賃金制度の概要】
最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
しかしWebライターの仕事は、その報酬を得るためにどれだけの時間をかけたかなんて、実数としてはほぼ計算できませんよね?
つまり、Webライターには時給なんて考え方はそもそも無いんです。



少なくとも「今回の仕事の時給1万円だぜ!いぇ~い!」ぐらいドヤれる様になってから気にすればOKです
考えるべきは労働力をただ搾取されるだけのWebライターではなく、自身のスキルを正当に評価してもらうWebライターになることだけです。
- リサーチ、ライティングなどの作業スピードを上げて効率的に仕事する
- 1文字ごとの単価が高い仕事を受注する
この2つが必要になってくるわけです。
そして、作業スピードやスキルは少しずつしか成長しませんが、単価はすぐにでも上げることができます。
1文字単価1円以上。
ここにたどり着いて、ようやくほんとうの意味でスキルを評価してもらえる、クライアントと対等に付き合えるWebライターという1つの職業としてのスタートラインに立ったと言えるでしょう。
文字単価を上げるには、文章力を鍛えるのももちろんですが、WordPress投稿ができるなどやれることを増やすのもおすすめです。



WordPress投稿の勉強には自分でブログを作ってみるのが1番!
ライターとしてのポートフォリオにもなり有用性抜群ですよ


クラウドソーシングの依頼額相場
そもそもクラウドソーシングなどのライターの仕事を斡旋するサービスには、一定の依頼額相場というものが設定されています。
Webライターなら誰もがお世話になったことのある、日本の二大クラウドソーシングサービス「ランサーズ」と「クラウドワークス」の現状を見てみましょう。
クラウドワークス
クラウドワークスの場合は、「記事作成」の場合「2,000文字以上で2,000円~」とかいてありますので、これはクラウドワークスが推奨する最低金額が1文字1円ということですね。
ランサーズ
ランサーズの場合、ライティング案件の中で駆け出しライターがよくやる仕事「記事作成・ブログ記事・体験談」というジャンルは、文字単価「0.5円~5円」となっていますね。
相場表はクライアントも見ているハズ
そうなんです。
この相場一覧表はどちらの会社でも、クライアント、ワーカー(受注者)の両者に向けて公表されている情報(クラウドワークスはクライアント用メニューに載っています)なんです。
つまり、クライアントもそれを承知で発注をしている(ハズ)なんです。
低単価の仕事があふれる理由
では、それでもなお0.1円や0.3円などの激安単価の案件が溢れているのはなぜなんでしょうか?
それはズバリ、それでも仕事を受けたいWebライターが溢れているからです!
初心者ライターが増えている
現在働き方改革や、将来への不安などから副業を選ぶ人が増えています。
このブログでもそんな副業収入を目指す50代の方でも、収益化までの距離が短い職種としてWebライターをおすすめしていますが、Webライター人口が増えているのは確かです。


これは正確な統計などが発表されているわけではありませんが、各クラウドソーシングで初心者向けの案件が恐ろしい数掲載されているところからも、肌感で分かります。
それ自体はWebライターという職種の将来を見た場合でも、良いことだとは思います。
というのも、ある程度記事が書けるようになり、1文字5円からそれ以上のライティングができるようになると、大抵の人は自然とWebライターの仕事からは卒業していってしまうからですね。



Webライター卒業後の進路は、アフィリエイターやブロガー、マーケッターからWeb制作会社の設立まで様々です
だからどんどん新しいライターさんが参入しないことには、業界自体が活性化しません。年令に関係なく知識や経験を持った「書ける」ライターが常に求められているわけです。
しかし、初心者ライターが受注できる案件と言ったら、やはりさほどの技術を要求されない、単価が低い案件ばかり。
逆に言えばどれだけ安くても、いくらでもライターが集まるので、クライアント側からしたら買い手市場というわけですね。
言うなれば、かつての牛丼屋安売り競争のように身を削ってでも安くしないと、商品(ライターのスキル)が売れないという時代になってきているんですね。
つまりあなたが今の状況を抜け出したければ、1杯300円の牛丼をいかに安売りしてコンスタントに売り続けるかではなく、いい素材を使った高くても人が欲しがるステーキ丼(高単価でも需要のある記事)を作らなければなりません。
スキルの安売りは誰も得をしない



そうは言っても1文字1円なんて自信がないよ



私にはまだまだ0.5円の案件が精一杯だってば!
こんな人も多いと思います。でも、そんなことばかり言っては、いつまでもステーキ丼は作れません。
それに正直言ってこれだけの案件があふれていれば、クライアントも優良なクライアントばかりとは限らず、こちらが初心者だということを当て込んで、いかに低単価で記事の数だけ集めようと考えているクライアントも、残念ながら数多くいます。
そんなWebライターの搾取に負けないでください!
自分自身のスキルを安売りしていても、儲けるのはクライアントばかりです。かつての牛丼屋もそんな安売り合戦で、互いの寝所をつぶしかけたのは、50代のあなたなら覚えているはずです。
スキルの安売りは誰も得をしません。
「安かろうまずかろう」の記事ではなく、「高いけどおいしい」記事を書くためには、高いステーキ丼を作ってみようと思わない限り、絶対にそこから前には進めないのです。
電子書籍販売の現実


最近クラウドソーシングサービスの案件を見ていると、やたらと見かける種類の案件に「電子書籍用記事の執筆」というものがあります。



やったー!
もしかして念願の作家デビューできる!?
と、世の中甘くないんですね。実はこの電子書籍用の記事執筆という案件には、相当深い闇があるんです。



全部が全部ではないでしょうがちょっと参考までに覚えておいてください
電子書籍の執筆案件の相場感
最近見かける電子書籍用記事の執筆案件は、私が見た所1文字0.1~0.2円かそれにも満たない案件も非常に多いように思われます。


これは、とある日のとあるクラウドソーシングに掲載されていた、とある電子書籍記事執筆案件のスクショですが、こんな案件は正直ゴロゴロ転がっています。



1文字0.1円って、最初のタスク案件以外では、絶対に受けちゃダメですよ?
紙の本と電子書籍では信頼性が段違い
近年では様々な電子書籍リーダーの開発や、AmazonのKindle unlimitedを始めとするサブスク型の電子書籍が台頭したことによって、紙の本より電子書籍の方が便利で急成長を遂げているのは事実です。
サブスクとは
サブスクリプションの略で、一定期間の固定金額を支払うことによって、デジタルコンテンツやサービス、または製品などを制限内の数だけ自由に受け取ることができる固定課金型のサービスを言います。
紙の書籍と電子書籍の市場調査に関しては、以下のようなレポートもあります。
しかし、情報の正確さという観点から見ると、いまだに紙の書籍(紙と電子両方での出版物も含む)と電子書籍ではその信頼性に雲泥の差があります。
電子書籍でしか販売されておらず、さらにサブスクで無料(会費別)で読むことができる本は特にその傾向が強く、まさに玉石混交状態です。



もちろん紙の本の中にも箸にも棒にもかからない書籍があるのは事実ですが、あくまで傾向ということでご理解ください
1文字0.1円の電子書籍記事執筆が横行する理由
電子書籍だってちゃんとした信頼性と質の高い書籍があるのは事実ですが、いざ読み始めたら内容がどうこうの前に、「なんじゃこの文章?」と思うぐらいひどい文章の書籍がたまにあります。
これはどうしてなんでしょう?
これを理解するためには、電子書籍販売の仕組みを理解する必要があります。
現在国内のシェアNo.1のAmazon Kindleと、Kindle unlimited(Amazonのサブスク電子書籍サービス)の例をとって見てみましょう。
電子書籍販売の仕組み(kindle Direct Publishing)
かつては小説にしろ実用書にしろ、書籍というのは何らかの実績を挙げた選ばれた人たちが出版できる憧れのものでした。
- 賞に受かって作家デビューする
- 特有の分野で成果を上げそれについての情報を求められる
- 高額な自費出版費用を負担できる、など
あなたも副業にWebライターを選ぶぐらいですから多少は読書経験があるでしょうし、好きな作家さんの1人や2人はいるでしょう?
しかし今、電子出版というのは大した元手もかからず、実はかんたんに誰でもが出版できるようになっているのをご存知ですか?
「電子」による出版ですから、紙の本と比べれば遥かに経費が安く済むため、出版というハードルがものすごく下がり、出版社を介さずに簡単に自費出版することができます。
それが、KDP(kindle Direct Publishing/キンドル・ダイレクト・パブリッシング)というシステムです。
さらにこのKDPの場合、従来の紙の書籍では約10%程度と言われていた、著者が受け取ることのできる印税を、なんと最高で70%(Amazonとの独占契約でない場合は35%も受け取ることができるのです。
>>参照/Amazon Kindle公式サイト【電子書籍のロイヤリティオプション】
これって、著者からすればスゴイことですよね?
でも、ちょっと待ってください。この場合の「著者」とはあなたではなく、クライアントのことです。
クラウドソーシングで交わす大抵の案件では、記名性で特別な契約を結ばない限り、あなたが書いて納品した記事でも、あなたに著作権はありません。
電子書籍販売の仕組み(Kindle unlimited)



ところで、AmazonのKindleって読み放題のシステムもあるよね?



あります
そして、そのシステムこそが電子書籍用記事の執筆案件に隠された闇の正体なんです!
先述のKDP契約した単独販売書籍ではなく、Kindle unlimitedというサブスクシステムで読者に読まれた場合は、あくまで販売ではなく貸し出しということになるため、何%の印税という計算方式では報酬を計算できません。
この場合は1ページ読まれるごとに規定の金額が報酬として支払われます。
規定の報酬額がいくらぐらいかというのは、分配金というシステムのため様々な条件や月によっても変動しますのでここでは割愛しますが、だいたい0.5円前後くらいのものです。
つまり、ページ数さえ多くて、それが書籍の後ろの方まで読まれれば読まれるほど、著者が手にする報酬額が増えるというシステムになってるわけですね。
もちろん書籍の内容があまりにも陳腐で、書いてある文章も読むに絶えない支離滅裂な文章であれば、読者はすぐに読むのをやめてしまうかもしれません。
だけど、それが「最低限のクオリティがあり内容も一応理解することができ、だけど本のタイトルで期待した内容はまだ出てこない」といった状況だったとしたら、あなたはどうしますか?



とりあえず欲しい情報が出てくるまでページをめくる?
ですよね?そして、その行為こそがその書籍の収入になっているんです。
Kindle Unlimitedの場合、本のタイトルと表紙が読者の興味を引くものであれば、無料で読むことができるのでひとまずはダウンロードしてもらえます。
その上で、中身はさほど大した内容ではなくても、気になる情報が出てくるまで読者はどんどんページをめくるものです。
とすれば、一応文章の体裁を保てていて、本のテーマに沿った内容がたくさん書かれてある文章が大量にあったとしたらどうでしょう?



それがあたしが書いた文章というわけか!
繰り返しますが、すべての電子書籍がこうだというわけではありませんし、電子書籍の執筆を依頼するクライアントがすべてこういう悪質な考えの持ち主だとも言い切れません。
ですが、残念ながらそういったケースも多々あるということは覚えておいてください。
電子書籍販売のモラル
最近の電子書籍だけでなくブログやライティングでも、コピペに対する対策というのは厳重になっています。
そのため、Googleの自動検出でもコピペ判定はかなり正確に行うことができ、以前のように完全にどこかのサイトに載っていた記事を丸ままコピペして出版するなどと言うことは、ほぼできなくなってきました。



アメリカなどでは、Wikipediaの文章を丸コピして販売されていたなんて事例もあったことがあるらしいです
そこで、悪徳出版業者たちがそれに変わって考え出したのが、低単価で初心者ライターを雇って記事を書かせる方法や、YouTube動画から音声を文字に起こして出版する方法です。
クラウドソーシングで「指定したYouTube動画の内容を文字に起こしてください」なんて案件、目にしたことはありませんか?
あれなんかちょっとグレーな感じしますよね?
YouTubeからのパクリは明らかに著作権違反として違法ですが、低単価で記事を買い叩くのは違法ではありません。
そのため、クラウドソーシングには初心者向けにそういった案件が溢れているのです。
ちなみにこういったYouTubeからのパクリ出版は特に最近問題になっていて、多くのインフルエンサーたちが被害にあっています。
こういった電子書籍は当然のことながら内容はしっかりしていますので、そこからLINE登録を促すなどして、高額な情報商材を売りつけるなどしてきます。
これらはすべて違法ですし、詐欺(というより知的財産の窃盗?)の片棒を担がされないためにも、絶対に引っかからないようにしてください。
もしそういう書籍を見つけたら、Amazonに通報するなり元ネタのインフルエンサーに連絡するなりしましょう。
Kindle unlimitedは販売規制を設けるべき
電子書籍販売の自由化は、誰もが作家や文筆家として書籍出版ができる夢を持たせることにもなりましたが、同時にこういった悪徳出版社を生み出す温床となったのも事実です。



私もイチ文筆家の端くれとして、こうした個人の情報という著作物をないがしろにする行為は、許しがたいと思っています
しかし、今の規制ではすべてをチェックしきれないのも事実。
Amazon Kindleや他の電子出版業者には、改めてそういった悪徳書籍に対しては販売規制などを設けられるよう、考えてもらいたいものだと思います。



というかそもそも論として、0.1円程度で1万も2万もの電子書籍用の記事を書くのなら、ちょっと頑張って自分で出版作業した方がよっぽど割がいいと思いませんか?
クライアントのビジネスマナーについて


以前私はこのブログで、クラウドソーシングで案件を受注できない人の特徴に、提案文のビジネスマナーがなっていないという話を書きました。


しかし、Webライターとして少しでも活動している人なら心当たりがあるかもしれませんが、案外ビジネスマナーを守っていないクライアントというのも多くないですか?
常識はずれなクライアントが多すぎる



散々苦労して提案文を送ったのに、なんの連絡もよこさず、挙句の果てはいつの間にか案件が取り下げられてた!



テストライティングで分からないことがあったから質問したのに、答えが全然返ってこない!仕方ないのでそのまま出したら合格したけど、ホントに読んでるのかな?



案件に応募して一応通ったんだけど、テストライティングを求められて、テストに合格しなければ報酬は無しって言われた(T_T)
これらはすべて、私や私がTwitterなどでお付き合いのある初心者ライターさんたちが、実際に経験したことのある実話です。
提案やテストの合否を連絡してこないどころか、勝手に案件自体をなかったことにされたり、テストライティングの規定がウヤムヤなクライアントはホントにいっぱいいます。



もちろん仮に不合格でもご丁寧に連絡をくださるクライアントさんもたくさんいますよ
こういった非常識なクライアントが多いのにも、実は裏というか事情があったりもするんです。
クライアントの依頼掲載料は無料
まず、我々Webライターたちがクラウドソーシングで依頼を受けた場合、受け取るはずの報酬の中から、クラウドソーシングに対して20%程度(サービス会社による)のシステム利用料が引かれます。
しかし、こういった手数料のようなものは、一部のケースを除いてクライアント側には一切かかりません(2大クラウドソーシングの場合)。
そのため、クライアントはごく気軽な気持ちで依頼を掲載することができます。
【クライアント側に手数料がかかるケース】
- 時間報酬で契約をする(システム手数料3%)
- スカウトメールや特別PRなどのオプションを使う(オプション金額が別途必要)
この辺りがかねてからの求人・アルバイト情報誌などと大きく違うところで、その分案件がたくさん掲載されているというメリットもありますが、常識を知らないクライアントが増えるというデメリットもあります。
実際に発注元がWeb制作会社などで、企業のサイトなどを製作するための案件というのもたくさんありますが、中には何に使うのか分からない、個人名で掲載されている案件も数知れません。
こういった個人のクライアントの中には、一度も社会で働いたことのないアフィリエイターなども多く、ビジネスマナーどころか人との付き合い方の基本が分かっていない人がいるのも事実です。
ライターの中にもそういった非常識なライターがいるように、クライアントにもビジネスマナーをわきまえていないクライアントがいるということは、しっかり覚えておいてください。



余計なストレスを感じないために、ある程度の割り切りと、あまりにひどいクライアントの仕事は断る勇気も持ちましょう!
テストライティングという名の買いたたき
クライアントによっては「提案文に◯◯について400字程度で使用感を書いてください」などという、ふざけたことが依頼文に書いてある場合もあります。
これってつまり「◯◯に関する400字の記事をタダで書いてください」と言っているのと同義です。
また、「テストライティングを受けていただきます。ただし、このテストライティングに不合格だった場合は報酬は発生しません」と堂々と書いてある案件もあります。
これは両方とも、原則としてクラウドソーシングでは禁止された行為です。
2社ともにこうした規定があるのにも関わらず、いまだにそういったふざけたことを書いたり言ったりしてくるクライアントというのは無くなりません。
こうなってくると我々Webライターがタダで、もしくは非常に安価で買い叩かれたテストライティングの文章が、どこかで使用されていないとも限らなく思えてきませんか?
この記事は何のための記事なのか?


ところで、企業が求めているLP(ランディングページ)や、企業PR用のコンテンツなどはともかく、低単価な依頼の記事を書いていて、「これって何のために書く記事なんだろう?」という疑問をいだいたことは無いですか?
別にこちらは仕事をしてお金を貰えればそれでいいんですが、時折こんな記事が何の役に立つんだろう?と疑問に思うような案件を見かけるのは事実です。
「コピペでOK」ってどういうこと?
初心者歓迎。
構成に沿って参考サイトから調べた内容をコピペして、リライト文としてまとめてくださればOKですので、初心者でも慣れれば30分ほどでできる作業です。
こんな案件、見かけたことないですか?
基本的にWebライターの仕事に「コピペでOK」なんていう仕事はありません。
他サイトを参考にする自体は構いませんが、通常まともなクライアントなら次のように記載されているはずです。
他サイトを参考にされるのは構いませんが、必ずご自身の言葉でライティングしてください。
コピペが発覚した場合は報酬はお支払いしかねます(チェックツールを使用します)。
これが普通です。
最近のWeb文章は、そのほとんどがGoogleで検索した場合に上位表示されることを目指す、SEOという考え方でライティングされます。
そのSEOの観点から言うと、コピペした記事が上位表示されることはまず無く、通常の記事を考えたらコピペOKなどということはありえない話です。
ですから本来であれば、質は低くても構わないので、低単価で大量に記事が欲しいという場合に初心者OKの依頼を出す時はあるかもしれませんが、コピペOKはありえない話なんです。
コピペは誰のためにもならない
ところで、コピペは簡単に記事が書ける方法ではありますが、それは当然お分かりのように著作権違反です。
本来Webサイトのコンテンツに、何か他のサイトのコンテンツの内容を流用する場合には、文字通りパソコンでコピペする場合でも、自分でキーボードを打って写し書く場合でも、引用元を明記しないで流用すると著作権法違反となります。
これが発覚すると、クライアントもあなたも、コピー元のサイト管理者も大変な迷惑を被ることになりますので、Webライターが絶対に慎むべき行為なのは間違いありません。
これが発覚すると、クライアントもあなたも、コピー元のサイト管理者も大変な迷惑を被ることになりますので、Webライターが絶対に慎むべき行為なのは間違いありません。
ですから仮にクライアントからコピペを示唆された場合でも、引用元を明記しておけばライター側としては問題はありません。
しかしコピペをして記事を書いても自分のスキルには一切なりませんので、低単価の案件でそんなリスクを背負い込むのはあまりにもバカバカしい話です。
>>参考/一般社団法人日本新聞協会【ネットワーク上の著作権いついて】
リライトの本質
では、他のサイトで調べた情報を元にライティングをしたい時はどうしたらいいのでしょう?



リライトすればいいんじゃないの?
そうですね。リライトすれば基本的には問題がありません。しかし、ではリライトの本来の意味はご存知ですか?
- 言葉の順序を変える
- テニヲハの表現を変える
- 使う言葉(単語など)を変える
こういったことをすれば、確かにコピーをしたとはなりませんし、もしかしたらコピペチェックツールでもアウト判定は出ないかもしれません。
ですが、これは本当の意味でのリライトとは違います。
まずその文章を良く読み込んで、その内容を自分の中で咀嚼した上で、改めてその要点を自分なりの言葉でライティングするのが本来のリライトです。
ある案件に対しての知識が自分の中には皆無だったとして、それでも記事を書く場合には書籍やネットで調べた情報を元に記事を書くとは思います。
しかしその場合でも、それらの記事を読み込んだ上で、実際のライティング時には元の文章を見ずに書くことができれば、きちんとリライトしたと言えるかもしれませんね。



もっとも専門用語などはちゃんと確認しながら書かないと、不確実な情報を伝えることになりかねませんので、そのバランスには注意してくださいね
とにかく、初心者の内は様々なネット情報などを頼りにライティングするとは思いますが、それを参考にするのも程度問題であることを理解しましょう。
もしも参考にする場合には、しっかりとリライトして文章を書くことを意識して、つまらないトラブルに巻き込まれないよう、気を付けてライティングしてください。


サテライトサイトって知ってる?
ところで、コピペした文章はSEO的に優位に立てず、今のGoogle至上主義のネット社会においては意味のない文章になってしまうにもかかわらず、どうして「コピペOK」なんて案件が募集されるのでしょう?
このカラクリを理解するためには、一度SEOについて概論だけでも構わないので勉強しておく必要があります。
SEOの仕組み
SEOとは「Search Engine Optimization」の訳で、日本語では「サーチ(検索)エンジン最適化」という意味を持ちます。
これはつまりサーチエンジン(主にGoogleのことです)で何かのワードを検索した時に、自分のサイトがなるべく上の方に表示された方が見て貰える確率が高くなるため、サーチエンジンに最適化したサイトを作って上位表示させようという対策です。
SEOで上位表示されるためにはさまざまな条件が必要ですが、大きな要因は次の2つがあげられます。
- 優良で役に立つコンテンツが書かれている
- 外部からのリンクがたくさん集まっている
この内、「優良で役に立つコンテンツが書かれている」という部分が、まさに我々Webライターが貢献できる部分なのです。
しかし実は最近のSEOでは、次の「外部からのリンクがたくさん集まっている」という部分、「被リンク」が重要だと言われています。
被リンクがもたらす利益
この記事の中でもクラウドソーシングサイトや官公庁のホームページ等に、いくつものリンクが張ってあったと思います。
こうしたリンクは、そのサイトの情報が初心者ライターにとって私が必要だと感じたから張った(発リンクを張った)わけですが、張られた側のサイトから見ると「被リンクが張られている」という状態になるわけです。


つまりこうした被リンクがたくさん集まっているサイトは、多くのサイトから信頼されているサイトという1つの証明となり、これが今のSEOでは重要だとされています。
そのためSEO対策をしたい各サイト管理者は、こうした被リンクを集めることを必死になって行うわけです。



だからって被リンクなんてそうそう簡単に集まるの?
まさにその通りで、まともにやっていては余程の公的機関や大手企業でもない限り、被リンクなんてそうそう集まるものではありません。
被リンク獲得の裏技
しかし、ここに1人のアフィリエイターがいるとしましょう。
自身の運営するブログやサイトに広告記事を貼り、それをクリック、またはそこから飛んだサイトで商品を購入してもらった場合の成果報酬を得ることをアフィリエイトと呼びます。
また、それを生業としている人のことをアフィリエイターと呼びます。
そのとあるアフィリエイターが運営しているブログに、どこからか被リンクを集めたいと考えた場合、まともに行っては取れないため、自作自演のリンクを張る場合があります。
この自作自演のために作った独立サイト(またはブログ)を、通称「サテライトサイト(衛星サイト)」と呼びます。
これは、主となるサイトへリンクを送るためだけに衛星のように周辺に作られたサイトで、そのサイト自体はそれ以上の価値を特に持ちません。
これらのサテライトサイトから多くの被リンクを受けることで、主となるサイトのパワーを上げようとしたSEO対策を、世のアフィリエイターたちは行ったりします。


サテライトサイトは、本来のサイトの役割である優良なコンテンツや、誰かの役に立つ情報などが記載されている必要はありません。
サイトとしての体裁を保つために、主サイトと同じジャンルの記事(同ジャンルでない場合すらあります)でありさえすれば、どんな品質の記事でもある程度の文字数が書いてさえあれば構わないんです。
こういったサイトに使われる記事を、アフィリエイターたちがお金を払って誰かに記事を発注する場合があります。
そう。クラウドソーシングなどで安くWebライターを雇って書いてもらうというわけです。
クラウドソーシングでよく見かける、あまりにも安い単価で、しかも一体何の役に立つのか分からないような案件は、もしかしてこういったサテライトサイト用の記事かもしれません。
クオリティを求められない記事をいつまで書き続けるのか
繰り返しますが、別に納品した後の記事をクライアントがどう使おうが、それはクライアントの勝手です。
しかし、その記事が実は元から大したクオリティを求められていないとなったら、あなたはどうしますか?



なんか面白くないわね!



ですよね
仮にそういった案件だと理解して書いたとしても、0.何円という安い案件は、本当のデビューしたての最初のうちだけで十分です。
いずれにしてもそういった記事を、高単価で募集することはほとんどないでしょう。
結局の所早く1円以上のライターを目指すしかなく、無理をしてでも早めにコンマライターを抜け出しましょう!
コンマライターとは
1文字1円に満たない案件しか受注できない駆け出しライターのこと。
0.(コンマ)何円というところから来る言葉。
…うそです。この記事書きながらとっさに作った造語です(^_^;)



ちなみに、無料、または買い叩いたテストライティング記事を許可なく使うのは言うまでもなく違法です
クラウドソーシングにまつわる謎
さて、ここまで電子書籍にまつわる依頼とサテライトサイト用記事の依頼、さらにはクライアントのビジネスマナーについて解説してきました。
しかしクラウドソーシングにまつわる様々な謎は、まだまだいっぱいあるのではないでしょうか?
ここではそういった案件について、かんたんではありますが私なりの見解をご紹介します。
「初心者OK働きながら学べます」の真相
初心者OKで働きながら学べます。
こういった案件もよく見かけます。
もちろんなるべく最初は経費を抑えて、自社で確保したライターを育てながら記事を書いてもらおうという、優良なクライアントさんもいるとは思います。
だけど、これもサテライト記事などを疑えば疑えてしまいますよね。
もしも「あれ?」と思ったら、
- 実際のメールのやりとりなどが気持ちよく行えるか?
- こちらからの問いかけにちゃんと早く返事を返してくれるか?
- クライアントプロフィール欄はしっかりしているか?
などといった面を気にして見分けてみるといいかもしれません。
「動画を観て感想を書く簡単な仕事」の結末【体験談】



ここで、私がデビューしたての頃に実際に受けた案件の話をします
この変な案件のお粗末な結末から、ぜひクラウドソーシングでクライアントワークをする際の危険性を学んでください。
Webライターのためのライティング講座動画を作成しています。
これを販売するためにモニターを募集しています。
10~15分ぐらいの動画を毎日1つ視聴してもらい、その感想を送ってください。
すべて終わった後は動画はプレゼントします。
報酬は500円ですが、それ以上の価値があります。
とまぁ、おおむねそういったものでした。



今回この記事を書くために依頼文を見返してみましたが、改めて見ると怪しさ満載ですね
でもまぁ、当時の私は「まぁ、500円は安いけどライティング講座の動画が見れるんならそれでいいか」と思って応募しました。
そして無事に契約に至ったあと、次のクライアントの要望は、「弊社のLINEアカウントを登録して、毎日感想をLINEにて送ってください」というもの。
そもそもクラウドソーシングの募集案件で、クライアントがワーカーに対して他の連絡方法での連絡を求めるのは、原則的に禁止となっています。
しかし、当時の私はそんな事にも無頓着でしたので、まんまとLINEを登録。
毎日送られてくる動画を観て、感想を書き綴ったのです。
さて、そうしてすべての動画を観終わった私の感想はというと……。



初日の動画で言ってた「稼ぐために必要なスキル」の肝心なとこは何も話してないじゃん!
でした……。
そして案の定、すべての動画を観終わった時には、「今ならこの講座の先を◯◯円(値段は忘れました)で3日間限りご提供します!」ときたもんです。
3日間限りの言葉に惑わされ「欲しい!」と思ってしまった私は、まんまと振込手続きを行おうとしました。
しかし!
先方の指定する方法での振込みができず、こちらの希望する方法での支払い方法についてメールのやり取りで相談しているうちに、だんだん熱が冷めてきて結局ギリギリのところで思いとどまったのは幸いでした。
結局はお金を払わなかったから良かったものの、そこまで動画を観てるとなんとなくその後が知りたくなるという、不思議な感覚(しかも「3日間限定」の言葉がヤバい)がありましたので、あれはかなり危険な情報商材販売(詐欺とまではいいませんが)ですね。
そしてこの案件、今でもたまにクラウドソーシング上で見かけます……。
あなたはどうぞ、引っかからないように気をつけてくださいね!



ちなみに一応500円貰えるんで、分かってやる分にはそこまで無駄にはならないですが、向こうとしちゃ安い広告費ですね
スカウトメールは嬉しいことか?
これは特にクラウドワークスの場合に多いのですが、クライアントからのスカウトメールが届く場合がありますね。



うわ!
オレの経歴を見て連絡してくれたのか?
嬉しいな!



と、喜んでいた時代が私にもありました
だけどこれ、本当に自分一人をピンポイントに狙って送られてきたメールでもない限り、正直なんの意味も持ちません。
ほとんどがこのオプションを利用した一斉メールですから、正直あまり期待しないほうがいいですね。



ぶっちゃけ私宛に「幼稚園や保育園の特徴を紹介する記事作成」の依頼が来たりと、よく分からんものも多いので…
ちなみに……
初めまして、〇〇様のプロフィールを見てぜひお仕事のご相談をさせていただきたいと思い連絡させていただきました。
以下、依頼内容の詳細になります。
~~~~~~~~~(自分のプロフィール欄に書いてある、得意ジャンルに沿った内容の記事依頼)
このようなスカウトメールは、一応自分のプロフィールを実際に見た上で送ってくれたメールだと思われるので、検討してみる価値はあるかもしれません。



ただし、特になんの実績もない初心者ライターに、わざわざスカウトメールを送るクライアントはほとんどいませんけどね
直接取引は要注意
先程「動画を観て感想を書いてください」という案件を受けた際、LINEに登録したと書いたのですが、みなさん覚えてますか?
ランサーズにしてもクラウドワークスにしても、自サイト外での交渉は原則として禁止しています。



もちろんこれは、自サイト外で契約などのやり取りをされると、自分のところに手数料が入ってこないという、クラウドソーシング側の事情もあるでしょうが
しかし、それでも外部での接触を図ろうとしてくるクライアントは少なからずいます。
私の感触としては、詳細なやり取りをChatworkでの連絡を求めてくるのはアリですが、LINE登録はナシといった感じです。
Chatworkの場合でも、ちゃんと契約を交わしてから(できれば仮払いが行われてから)そちらに移行したいものです。
「この案件以外にもたくさんのお仕事があります」
たまに見かけるタイプのクライアントに、こちらが提案文を出した後すぐにこんなメールをよこすクライアントがいます。
この度は当◯◯の案件にご応募ありがとうございました。
しかし残念ながら今回の募集に関しては、既に定員となってしまいました。
ご期待に添えず誠に申し訳ありません。
しかし当社ではその他にも多数の案件を抱えております。
例えば~~~(まったくノンジャンルで複数の例)。
もしもご興味がおありでしたら、次のLINE公式アカウントに登録の上、案件確認を行ってみてください。



はい、こんなメールは即座にゴミ箱行きです
広範囲な内容についてライティングの募集をしているクライアントに多いタイプの話で、これらは間違いなくLINEのアカウント収集が目的です。
言ってみればWebライター募集に名を借りた、メルマガ会員募集ですね。もちろん、規約違反です。
クラウドソーシングサービスとLINEが結びついたら、ほぼ100%闇確定ですね。
初心者ライターに伝えたい3つのこと


ここまでWebライター、主にクラウドソーシングサービスにまつわる闇について、長々と語ってまいりました。
最後の章ではこれからWebライターデビューするあなたや、デビューしたばかりで色々悩んでいるあなたへ、ホンの少しだけ先を進んでいる私からエールを贈ります。
①人と比べて焦らない
先日私は自身のTwitterにこんなツィートをあげました。
これはWebライターデビューしてからわずか5ヶ月の53歳のおっさんでも、このくらいまでは稼げるようになるよという思いで書かせてもらいました。
おかげさまで私のTwitterとしては異例の94いいねをもらったり、たくさんのリプやツイートをいただきありがたい限りでした。
しかし、そこに書いてくれたリプや、それ以外にTwitter上で見かける投稿などでも、私だけではないでしょうがある程度稼いでいるライターと比べて、自分はまだまだだという記述をよく見かけます。
もちろん、それを糧にして頑張る気持ちにつながるのでしたら、それはそれでいいことなんですが、たまに落ち込んでいる人を見かけると、ちょっと待ってと声をかけてあげたくなります。



私も最初の月は売り上げ2万円もありませんでした


しかも私は完全本業のフリーライターです。
副業でやられているライターさんとは、かけられる時間が段違いです。
本業の仕事をやりながら、または家事と子育てに追われながら、そんな環境の中でライティングをされているライターさんたちと同じような報酬額では、私の方が恥ずかしすぎます。
ライティングにかけられる時間は人によって違います。
タイピングのスピードだって違うでしょう。
持っている知識や行きてきた経験だって人それぞれです。
これらすべてを横並びにして収入の多い少ないは論じても意味がありません。
だから、誰か他の人と比べるよりは、どうせ比べるなら過去の自分と比べてみてください。
過去の自分と今の自分を比べてみて、ホンの少しでも成長した証が見えれば、それでいいじゃないですか。



現に私もデビュー当時の原稿を見返すと、穴があったら入りたい状態になることしきりです
それから、たまにTwitterやYouTubeなどでどうマウントを取りたいのか、「初月から◯十万円も稼げました」とか言ってる人いますけど、ホントにホントの初心者で、初月からあんなに行く人はまずいないし、いてもものすごくレアな特別さんですからね。
- Webライティングは初めてだけどブロガーで稼いでた
- Webライティングは初めてだけど前職で出版関係にツテがあった
- Webライティングは初めてだけど1日1時間の睡眠で大丈夫
とかまぁ…。そういう人と比べても仕方ないですよ。
あなたはあなたです!
②実を結ぶ努力をしよう
Webライターは確かに50代からデビューしても稼ぐことのできる商売です。
だけど、けして「楽して稼げる」わけでも「だれでもすぐに稼げる」わけでもありません。
きちんと稼げるWebライターになるためには、それなりの勉強も努力も必要です。
特に副業ライターで頑張ろうと思っている方は、寝る時間や趣味の時間、酒の時間など少なからず何かを犠牲にしなければ、本当に稼ぐことは出来ません。
初心者でもOKと書かれた案件だって、ビジネスとして取り組む限りは「初心者だからしょうがない」で終わらせない覚悟は必要です。
大丈夫!
ちゃんと努力しさえすれば、誰でも稼げます( ̄ー ̄)ニヤリ
③プロとして勉強しよう
クラウドソーシングに掲載されている案件にも、ここに紹介したように色々な闇が隠れています。
そういった業界の闇や非常識に戦うためには、何よりWebライター側の我々が理論武装するしかありません。
著作権法やリライト論なども必要ですが、ライティングスキルを磨くと同時に、今回紹介したクライアント側の事情なども勉強してみると、今まで見えてなかった案件の裏側が見えてきますよ。
そして、そういうことを知ることにより、不当に搾取されたり、スキルの買い叩きをされる心配が減っていくはずです。
自分自身がブログを運営して、SEOライティングやマーケティングを実践的に学ぶのもいいですね。
Webライターがブログをやれば、そこに書いてある記事そのものがクライアントへのアピール(ポートフォリオとして)にもなりますし、なによりネットビジネスのことを学ぶことができます。


まとめ
こんなWebライター業界にまつわる様々な闇はたしかに存在します。
しかし、それをあまり恐れすぎても仕方ありません。
一部の不適当なクライアントを除けば、大概のクライアントさんはいい方たちばかりですし、Webライターという仕事はやっぱり素敵な仕事です。



こういったことを理解して、つまらないクライアントに引っかかって余計なストレスをためたり、トラブルに巻き込まれたりせずに快適なライター生活を送ってください
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